6/30「火車」
『火車』(宮部みゆき著 新潮社)を読みました。
うーん、すごい話だった。
宮部さんのって時代劇をメインに読んでいて、あとSFとかも読んだけど本格ミステリは初めてかも。
なんやかんやで喬子がかわいそうだなぁ。親の借金のために青春時代を悲惨に過ごし、新しい自分を見つけるために他の人の人生を乗っ取った女。
なんかつい応援したくなってしまった。乗っ取られた女性にもしっかり人生があったのに。
従妹の子供から頼まれて人探しを始めたけど、それがこんな結果に、事件につながるとはねー
ラストがさ、え、これで終わるの?!って感じだったけど既に答えは出ているんだね。
しかしまぁなんという人生なんだろう。乗っ取られた方の女も乗っ取った方の女も。
クレジットカードの恐ろしさにサラ金地獄の恐ろしさ。
それでもやっぱり私は返せない程借りたり使ったりするからだよーって思ってしまうな。
自動車事故と一緒には出来ないなぁ・・・
自己破産ってのも色んな意味で助ける制度なんだろうけど、やっぱり腑に落ちない、んだなー。
主人公が怪我で休職中の刑事ってのも良かったな。なんか海外のミステリみたいとおもって読みだしたのでした。早川のポケミスみたいに。
映像化するのにとてもいい感じなんだけど・・・あぁやっぱりドラマ化されてるのね。2回も。
倉田康司役が船越英一郎ってあったから、えーーー年寄り過ぎじゃないのーと思ったら1994年でした。まだ若い頃だね。2回目は2011年でした。それでも14年前かー
商品解説では
「休職中の刑事、本間俊介は遠縁の男性に頼まれて彼の婚約者、関根彰子の行方を捜すことになった。自らの意思で失踪、しかも徹底的に足取りを消して――なぜ彰子はそこまでして自分の存在を消さねばならなかったのか? いったい彼女は何者なのか? 謎を解く鍵は、カード社会の犠牲ともいうべき自己破産者の凄惨な人生に隠されていた。山本周五郎賞に輝いたミステリー史に残る」となっていました。
やっぱりきつかったよ、体力的に。夜も一時間おきに目が覚めてしまったからねぇ。
朝はぽつぽつ歩いて行って帰りはチャリチャリを使いました。
自転車のギアの切り替えをするとなんとなく空回りしそうな感じがして壊れないかとひやひやしながら走ったけど、無事駅まで乗れました。
帰ってから晩御飯にポケ活をしたあと、9時半から工作の手伝い。
今まで持っていた回転式の本棚を使わないと到底おさまりきれないということが昨日はっきりしたので地震で壊れた回転式本棚を手直しして上下を逆にし、下にタイヤをつけて本棚ごと動かすことにしたのです。
材料費に7000円くらいかかったらしいけど、まぁ仕方ないや。
明日は弁当のおかずがほとんどないので弁当作りはせずパンを買って行こうかなーって思ってます。
そして今日から4日間、毎日砂糖を一袋ずつ会社に持っていきます。
三温糖、うちのシェフは嫌いなので使わないって言ってばあちゃんが昔買っていた三温糖を捨てようとしたので会社に持っていってほしい人に上げるのだ。砂糖って賞味期限なかったよね。
重いから一袋ずつなのさ。
じゃあね
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