2/13「ヴィンテージガール」
今日は『ヴィンテージガール 仕立屋探偵 桐ケ谷京介』(川瀬七緒著 講談社)を読み終わりました。
いやー面白かった。
凄いねぇ、こういう立ち位置から人を見ていること自体が驚き。もちろんフィクションなので作者が作って書いていることもあるんだろうけど、服のしわや繊維の乱れを見て、さらに解剖学をしっかりと学んでいるためその人の体調とか病気とかまでわかってしまう桐ケ谷って男性が主人公。
彼同じ商店街でゲーマーで、ヴィンテージショップを営む水森という若い女性とともにテレビで偶然見かけた派手なワンピースを着て10年前に死んでいた少女の犯人探しを始めてしまう話でした。手芸店のばあちゃんも仲間になって謎を解いていくのだけど、そのアプローチの仕方が独特。最初は相手にされなかった警察にも最後は極秘に証拠品を見せてもらうまでになったのよね。
10年も誰もうちの子だって名乗らないこの少女にはどんな謎があるのだろう、、、ととても興味深く読んだのですが機体は裏切らなかったです。
とても可愛そうな少女でした。
しかし桐ケ谷ってよく泣くなぁ。水森もいいキャラだし、警察の二人組も実は畑山もいいキャラだったよ。シリーズ物なんだと思う。少なくともあと1冊はあるので読むの楽しみ!
【「TRC MARC」の商品解説】には
「東京の高円寺南商店街で仕立て屋を営む桐ケ谷京介。美術解剖学と服飾の知識で、服のシワを見ればその人の受けた暴力や病気などがわかる京介は、偶然目にしたテレビの公開捜査番組の遺留品のワンピースが気に掛かり…。〔2021年刊の一部を加筆・修正〕」となっていました。
今日はあったかだったね。
明日は昼過ぎから雨なのかな?朝は歩けそう。
じゃあね
« 2/12「アトラクション制圧」 | トップページ | 2/14 エピックレイドデイ »
「本」カテゴリの記事
- 9/6「五分後にホロリと江戸人情」(2024.09.06)
- 9/5「菜の花食堂のささやかな事件簿 金柑はひそやかに香る」(2024.09.05)
- 9/4「菜の花食堂のささやかな事件簿 きゅうりには絶好の日」(2024.09.04)
- 9/3「菜の花食堂のささやかな事件簿」(2024.09.03)
- 9/2「スワロウテイルの消失点」(2024.09.02)
コメント