2/10「草々不一」
今日は『草々不一』(朝井まかて茶 講談社)を読みました。
あーとても良い話が最後に置いてあった。すご?く良かった。涙が出てくるほど良かった。
短編集であったため、いくつかあるお話の主人公も時代も違っていた。どちらかというと武士が主人公の話が多かったのだけど,最後のはとにかく武士は武術が一番、読み書きなど必要ない!って言ってた忠左衛門が妻の直が亡くなり気が抜けてたところに手紙が見つかり,ぎこちない関係だった息子が途中まで読んであとは自分でどうにかしなさいってことになり、なんやかんやで手習場に通うことになったの。何年もかけてちゃんと自分で読めるようになって亡き妻の心根を知ることができて、本当にうるうるきめした。いい奥さんだったんだねー
あと、幕末から明治に掛けて生きた剣術道場の娘と二刀流の佐賀剣士の話もラストが良かったー
全部が爽快な話ばかりではなかったけど、楽しめました。
【「TRC MARC」の商品解説】には
「身分としきたりに縛られた、武家の暮らし。仇討ち、就活、婿入り、剣術、罪と罰…。切なくも可笑しい人生の諸相を描いた、時代小説短編集。『小説現代』掲載を加筆修正して単行本化。」となっていました。
あー、やっと終わったね、今週も。
断水も終わったし、やっぱ水が蛇口から出てくるのは嬉しいよな。
明日は映画だ。
じゃあね
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