1/30「あさ美さんの家さがし」
今日は『あさ美さんの家さがし』(黒野伸一著 河出書房新社)を読みました。
もと銀行員のキャバクラ嬢乃あさ美に関わる人たちの物語。
一話と最終話はあさ美の話だったけど、あさ美を指名してくれるいいお客さんである邦彦が次の主人公で、実は結婚してて子供もいて、でも奥さんの見栄で苦しんでる子供の話だった。その次はあさ美のお母さんの話で、お母さんが空き家になってる実家に行ってみたら幼馴染がホームレスになってて、実家に住み着いてたって話。そしてその次があさ美のキャバクラに新しく入った瞳が旦那と出会って結婚して今に至るまでの話。そして邦彦の実家の話になり、そこの家の前で揉めてるのが瞳たちが待ち侘びている保育園建設の話で、最終話では瞳は無事ご主人が正社員になりキャバクラを辞めることになったのと、あさ美の母親の幼馴染のホームレスが瞳の父親だったってこと、そしてあさ美も幸せをつかんだって話だねぇ。
人間関係が面白かったよ。さすがに金髪でピンクのドレス着たお父さんと街中に買い物に行くのはきついかもしれないけど、もう少し似合った格好の女装なら一緒でもいいかもなーなんて思ってしまったよ。
色んな仕事があって、生活があって、大変だけどみんな生きてるんだなぁ。
【「TRC MARC」の商品解説】では
「タワーマンションに惹かれる32歳のキャバ嬢あさ美、ゴミ屋敷で暮らす蓬?のおばあちゃん、シェアハウスで出会った譲二と唯…。高齢化や待機児童など、様々な問題の中で生きる人々が織りなす、住居と人生をめぐる連作長編。〔「底辺キャバ嬢、家を買う」(光文社文庫 2019年刊)に改題〕」となっていました。
朝から3度。やっぱり寒いよね。
昼休み、寒かったー
でも家に帰ってきたらもっと寒いのよね。ストーブつけているのだけど、小さすぎて(笑)
お風呂に入ってぬくもってこよう。今日はちゃんとお湯が出ていたよ。
じゃあね
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