1/31「曲亭の家」
今日は『曲亭の家』(西條奈加著 角川春樹事務所)を読みました。
八犬伝で有名な滝沢馬琴の息子に嫁いだ路が主人公。
いやーよくもまぁ最後まで頑張ったねぇ。癇癪持ちの夫に嫌味な姑、そしてとにかく大変な舅。そんな中よくもよくも我慢して最後まで頑張ったよ。最初に家に戻ってきたときもしお腹に子供がいなかったらそこで終わってただろうね。よくもまぁあんなに癇癪持ちでちっとも巣好感が持てない男と子供なんて作れたもんだ。江戸の女は、いや昭和までの女は強いなぁ。辛抱だねぇ。路の親が言ってたように看病するために嫁いだ感じだったしね。夫が死んでも子供のことを思ってそのまま残ったし、夫亡きあと目が見えなくなった馬琴の口述まで引き受けて、最後は八犬伝を女子供でも読める仮名読八犬伝まで書き上げてさ、あっぱれだよ。苦労して苦労してそれがあふっての幸せって感じれるようになったのはよかったなぁと思うものの、私はもっと楽に幸せになりたい。ていうか十分幸せだけどね。
【「TRC MARC」の商品解説】には
「当代一の人気作家・曲亭(滝沢)馬琴の息子に嫁いだお路。横暴な舅、病持ち・癇癪持ちの夫と姑…。修羅の家で作家の深い業に振り回されながらも、お路は己の道を切り開いていき…。書き下ろし長篇。」となっていました。
今朝も冷えたね。マイナス2度でした。でもって帰りの車では8度。昼間はもっと気温が上がっていました。
気温差が激しいよなぁ。
明日は少し緩むみたい。助かるー
じゃあね
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