10/19「静おばあちゃんにおまかせ」
今日読み終えたのは『静おばあちゃんにおまかせ』(中山七里著 文藝春秋)です。
何故最後になって幽霊オチにしなければならなかったのだろう?全く無意味な気がするのだけど。
裁判官を退官して両親を酔っ払いのひき逃げ事故で亡くした孫娘と暮らしている、でいいじゃん。なんで幽霊とかにしちゃうんだろ?残念だったよ。
それまでは葛城という御霊は穏やかな刑事が円という女子大生とたっぐを組んで事件を解決していく話しだったんだよね。実際に推理して解決していたのは元裁判官の静だったのだけど。
謎解きは中々面白かったよ。密室の殺人事件や冤罪になりそうな事件、果ては小さな国の独裁者の暗殺事件まで解決。円の両親を殺したのは実は違う人物だったとか最後の方でごちゃごちゃあったけど、そういうのも無くても十分のような…
まあ、楽しめたけど最後が残念だった、それに尽きます。
【「BOOK」データベースの商品解説】には
「警視庁一課の刑事、葛城公彦は平凡な青年。天才的な閃きにも鋭い洞察にも無縁だが、ガールフレンドの高遠寺円に助けられ今日も難事件に立ち向かう。法律家を志望する円のブレーンは元裁判官の静おばあちゃん。最後まで予断を許さないストーリー展開で一気に読ませる痛快アームチェア・ディテクティブ連作。」となっていました。
朝から12度。寒いよ、もう。
昼間は暑いらしいけどね。
気温の差、えげつないなぁ。
じゃあね
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