10/27「ランチ酒」
ゆっくり読んだつもりが読み終わってしまった『ランチ酒』(原田ひ香著 祥伝社)
見守り屋と言って夜寝ずにお客様を見守る仕事をしている犬森祥子。朝仕事が終わってから街で美味しいランチとお酒を飲んで家に帰って寝るという生活をしている。夜の仕事だから水商売なのかと思ったら違った。見守るのは子供や年寄りが多いけど、たまに中年の人や若い人とかの時もあるし、犬だったりもする。別れた夫との間に小2の娘がいて月に一回会うのを楽しみにしている。なんで離婚することになったか、なんで子供を手放すことになったか、読んだら納得するし,何故昼間からお酒を飲んで、勢いで寝てしまうってほもわかった。色んな事情を持ったお客様の話も面白く読めた。でもやっぱりご飯の描写がたまらんなぉ。私も食べてみたいって思う料理や店も多かった。秋川さんの小説といい、こよ本といいお酒飲まないのが非常にもったいなく思えてくるね。だからといって飲んでみようとはまだ思わないけどね。シリーズものらしいのでこれも読んでみよう。最近は時代物、ミステリーに加えて食べ物が出て来る本を読むのがとても増えた気がするなぁ。なかなかSFは読む機会ないのにな。
【「TRC MARC」の商品解説】には
「バツイチ、アラサー、愛する娘は別れた夫のもとに…。泣きたいときもあるけれど、夜勤明けの疲れを吹き飛ばすのは、街で出会ったおいしい料理とうまい酒。心を癒し、胃袋を刺激する絶品小説。」となっていました。
じゃあね
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