8/29 「火花」
今日は『火花』(又吉直樹著 文藝春秋)を読みました。
やっと今頃になって又吉さんの「火花」を読みました。やっぱ又吉って変わってるなぁって思ったのでした。
あんな風に世の中のこと、考えきれんなぁ。
お笑いってすごく好きだけど、芸人たちの私生活で借金まみれってのは嫌だなぁ。金もないのに飲んだくれたり、彼女に稼がせてヒモみたいになったり。この本の中ではそう言うことなかったけど,下積み時代は物凄く世話になったくせに売れたら他の女に走るとか最低。
漫才師になる夢を追うのはいいことなのだろうけど、私は好きではないなぁ。必死にしがみつくよりばっと諦めちゃう。
主人公徳永が師匠と認めた神谷、私には危ない人にしか思えない。そこがふつーの人であって又吉の様な感性はないのだなぁと思った。しかし最後、あんな姿になってしまってどうするん?何となく面白いと言うより尻切れ蜻蛉感があるのだけど、これでいいんだろうなぁ。
面白いとは思うけど、やっぱり又吉の感性にはついていけんなぁ。
【「BOOK」データベースの商品解説】には
「お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。彼らの人生はどう変転していくのか。人間存在の根本を見つめた真摯な筆致が感動を呼ぶ!「文學界」を史上初の大増刷に導いた話題作。」となっていました。
土日とすごく過ごしやすい気候でしたが、今日はまた蒸したねぇ。
明日はどうかしら?台風が血被くから天気も崩れ気味ね。
じゃあね
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