8/9 「お茶壷道中」
今日は『お茶壷道中』(梶よう子著 角川書店)を読み終わりました。
「ずいずいずっころばしごまみそずい」で有名なお茶壷道中が大好き、宇治茶を愛する仁吉の物語でした。
お茶を育てる人になるのかと思ったら江戸で茶屋の奉公人になったんだね。お茶の味で種類や産地がわかるし、素直でまじめなので大旦那にかわいがられていたのよね。その分孫娘にはいじめられちゃってたけどね。ただ結果それにも負けず森山園を巣食ったんだよね。
時代は江戸末期。不通の江戸の承認の話から横浜で偉人相手に商売を始めたり。生麦事件が起こった時代。その後は尊王とか攘夷とか私があまり好きではない幕末の話。承認がそんな時代をどうやって生き抜いていくかってところも書いてあったよね。大変だったねぇ。
どこに落としどころを持ってくるのかなぁと思ったら最後は明治の時代になっていたよ。みんな幸せになっててよかったーーー
【商品解説】には
「移りゆく時代にあっても、変わらないものとは──。
将軍に献上される御茶を、毎年初夏に宇治から江戸へ運ぶ行列──御茶壷道中。その行列を見るのを楽しみにしている宇治出身の仁吉は、日本橋の葉茶屋・森山園の奉公人だ。
安政六年の今年も、間もなくその行列がやってこようとしていた。仁吉は十五歳になり大旦那太兵衛のもと元服を無事を終え「仁太郎」の名を与えられたが、孫娘で内儀のお徳は、なにかと彼に厳しくあたるのだった。そんな矢先、彼は、太兵衛に連れられて、旗本の阿部正外の屋敷を訪ねることになる──。阿部との出逢いが、日本一の葉茶屋を目指す仁太郎の人生を、大きく変えようとしていた。」となっていました。
やったー 仕事終わった。明日から夏季休暇だーーー うれしいわぁ 旅行することはないけど去年よりは動けると思います。
去年はオリンピックだったしね。
明日はパスポートを受け取りに行くのだ。
じゃあね
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