7/6 「天女湯おれん これがはじまり」
今日『天女湯おれん これがはじまり』(諸田玲子著 講談社)を読みました。
この写真は違います。文庫版しか画像見つけることができなかったよ。
江戸の大火事で義父を亡くしたおれん。でも色んな仲間ができ,その人たちの協力もあって風呂屋を再現できた。よかったねー
しかし本当に江戸の町は火事に弱いんだね。大風の日だったから余計に燃え広がった様子。お上の焼け出された人々に対する助かるための仕組みは中々良くできてると思った。今も災害に遭った人たちが避難して、幾日か過ごさなければならないことがあるけど、江戸時代に既にそんな仕組みが出来ていたんだね。そう言えば風呂屋が混浴だった頃,気付かぬうちに身籠って産まれた子供は「湯の子」と呼ばれて、誰が孕ませたのかなんて野暮な事は聞かず町内みんなで育ててたんだって。ほんとかな?おおらか過ぎだろ。
この本の中でも質屋のお嬢様が火事で両親を亡くしたところ親戚というやつから吉原に売られてしまった、とか火事で怪我した夫の薬代のため仕方なく身を売った物の、金はもらえず逆に脅され最後は首を括ったと言う話も出てきた。性におおらかだった時代とは言え,女ばかりが損するなぁ,だ思ったよ。おれん、頑張ってくれ?おれんの恋の話や両親の話などこの本の前に一巻あるような感じだけど、これが最初の話だよね?
とページの下の方にベン画のイラストが載っていてかわいかったな。あっという間に読んでしまいました。
【「BOOK」データベースの商品解説】には
「文政十二年、神田から発した大火が江戸の町を焼き尽くす。八丁堀の「天女」と慕われるおれんが働く湯屋も、長屋も焼け、行方知れずの義父、想い人…。それでも庶民たちは、再興を目指し元気に立ち上がるが、悪事をはたらく者たちもいる。湯屋再建のため懸命に道を探るおれんの周りには、いつも人が、そして厄介事も集まってくる。」となっていました。
今日はものすごく久しぶりにちょーーーっとだけ残業。1本遅いJRで帰ってきました。 今は日が長いので明るいうちに代えれてかった。
じゃあね
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