6/29「宇宙の春」
今日は『宇宙の春』(ケン・リュウ著 早川書房)を読み終えました。
久しぶりにケン リュウを読みました。ショックだったのはあとがき。蒲公英王朝記が翻訳されていないってこと!なんてこっだ!
10つの話が入っていましたが、「古生代で老後を過ごしましょう」が一番好きかも。ショートショートで読んだ後にシマックの短編を思い出しだしちゃいました。
あと「メッセージ」もよかった。初めて父親の心が目覚めたのに、残念。
最後の「歴史を終わらせた男ードキュメンタリー」は中々衝撃的。第二次世界大戦の狂気の中日本の七三一部隊が行ったとされる残虐な数々の人体実験。人は平時でもあんなことができるんだろうか?将来の医療のためと言って同じことを自分の家族にできるだろうか?出来ないでしょ。つまりはやっちゃいけないことなのよね。それを平気で出来るっていうのがやっぱりおかしい。戦争はやっぱりいけないことなのよ。
それ以外にもSNSの狂気とか,嫌な話も多かったな。明るく楽しい話を読みたいな。
【「TRC MARC」の商品解説】には
「死に絶え、そしてまた生まれ変わる宇宙の変遷を四季の変化に見立てて描いた表題作、「三国志」を大胆に換骨奪胎したシスターフッド×メタモルフォーゼ冒険譚「灰色の兎、深紅の牝馬、漆黒の豹」など全10篇を収録。」となっていました。
今日もちょっとだけ地震がありました。震源地はこの前とは全く違うところ。震度は2だったみたい。
今夜は相方の調子が悪いので散歩はなし。
じゃあね
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