3/9「御浪人栄達指南帳」
今日は『御浪人栄達指南帳』(中山良太著 ポプラ社)を読みました。
うーん、思っていたような内容ではなかった。時代は江戸の初期。まだ豊臣の勢力が残っており、最後は大坂夏の陣だった。
ななで主人公の源八も浪人とは言え町人文化が栄えてる頃の浪人とはちょっと違ってた。まだでも武士が活躍する場はあったのよ。源八は武士と言っても剣や槍が得意なのではなく、印地と言う石を投げる技を持ってる浪人だったの。印地術なんて初めて聞いたよ。でも言われてみれば石はどこにでもあってそれがぶつかれば痛いし、打ちどころが悪ければ死んじゃうこともうるよね。
最後まで戦場で活躍することのなかった源八だけど、生きること、それが武士の道であり人の一生だと言うことを言いたかったんだね。笑って過ごすことって大事だって。「明日を笑えるさむらいであれ」いい言葉やね。
amazonには
「幾度となく仕官の面接に失敗してきた浪人・源八は、偶然「栄達指南帳」を手にした事で人生が大きく変化してゆく……。戦国時代版「就職マニュアル」をめぐって、さまざまな男たちの思惑が錯綜するなか、源八は先祖代々受け継がれてきた秘儀「印地打ち」を駆使しながら、徳川勢と豊臣勢決戦の地・大坂城へと向かう。青年浪人・源八の心の葛藤と成長を爽やかに描く、現代にも通じる新感覚のエンタテインメント時代小説!」となっていました。
あと一日行けば休みだよー
とは言え土曜日は3回目のワクチン接種。体調崩れないといいなぁ、せっかくの休み。
じゃあね
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