1/24 「背教者カドフェル」
今日は『背教者カドフェル 修道士カドフェルシリーズ20』(エリス・ピータース著 光文社)を読み終えました。
とうとうこのカドフェルシリーズ最後の巻です。短編集があと1冊ありますけどね。 作者のピーターズさんがお亡くなりになってしまったので間違いなく長編シリーズとしては最後です。まるこれが最後とわかっていたような物語でした。 カドフェルが修道士の決まりを破ってもしかしたらもうシュルーズベリの修道院に戻ることができなくなるかもしれないけど息子を助けたいがためにヒューと一緒に出かけてしまうのよね。全ての物欲を捨てて修道士になるっていう気持ちもわからなければその戒律についてもよくわかんないのでカドフェルの悩む気持ちはよくわからないのですが、最後まで読んでいやなラストではなかったのでよかったです。ただこの続きが読めないのでこのラストでよかったです。
しかしイギリスはこれからどうなるの? 女帝と王の争いでイングランド中がぐちゃぐちゃになってるでしょ。今回も話し合いを行っても全然ダメ。そのさなかに人が殺されて、私は絶対女が殺したと思ったのよね。理由は全くわかんなかったけど。で、そのあとの話はでは城が女帝に攻められて・・・ってやっぱ戦のシーンは嫌い。で、女帝側から王側に寝返った後、結局は十字軍ってどんだけ戦いが好きなんだろう。戦いのさなかに生まれた人は不幸だなぁとつい思ってしまいました。実際の歴史ではどうだったのかちょっとしらべてみようと思います。
いつかドラマも見てみたいなぁ。
内容(「BOOK」データベースより)
「長年にわたる内乱でイングランドは疲弊していた。だがようやくその大混乱のなかにも明るい兆しが見えはじめていた。コヴェントリーの地で和平会議がもたれることになったのだ。カドフェルはその会議への出席の許可を修道院長に申し出た。だが真の目的は、捕虜として囚われの身となっている我が息子オリヴィエの行方を捜しだし、救出することにあった。しかしそれはまた、背教者となることも決意したうえでのことだった…。シリーズ最終巻。」となっていました。
じゃあね
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