12/28 「評決の代償」
今日は『評決の代償』(グレアム・ムーア著 早川書房)を読み終えました。
ネタバレなしで進めるのは難しいなぁ。
あとがきにもネタバレしてあったもんなぁ。
一番かわいそうだったのはやっぱりボビーだと思う。無実の判決を受けたのに世論とマスコミにバッシング受けて、まともな人生を送れなかった。両親もつらい日々を送っていた、それでも10年経ってこのままにしておいてほしかったのに、リックの馬鹿がテレビを巻き込んで10年前の陪審員を集めたりしなければリックも死ぬことはなかったし、ボビーも死ぬことはなかったのに、本当にかわいそう。
陪審員たちは仕事や学校をやめさせられたりして悲惨な10年を過ごしていたんだよ。もともと匿名性が重視されるはずの陪審員のプライベートがばらされてさらされちゃうってのがダメなんだよね。
この本の中にも出てきたけど、「12人の怒れる男」の映画を思いだしました。(でも「男」なんだ。時代を感じるなぁ) ただあの映画は確か陪審の様子を描いていただけだったと思うのですが、この本は陪審の様子と現在を交互に書いていて、10年前は本当に何も知らない人が起こしたと思われる事件について閉ざされた場所で審議し、そこでどんなことがあったかなんかが書いてあるけど、現在では主人公のマヤがリックを殺した犯人にされて、それで真犯人をいろんな角度から探していくうちにとうとう最後は10年前の真実とリックの死の真実がわかったのよね。謎が解けたことにはすっきりだけど、その結果はうううううって思っちゃうな。
いやー考えさせられるなぁ。 陪審員制度で呼び出しかかっても行きたくなくなったよ。
amazonには
「数か月にわたる裁判の末、誘拐殺人事件の被告に下された判決は「無罪」だった。陪審員たちには世論から猛烈な誹謗中傷が浴びせられることに。十年後。当時の陪審員で、現在は弁護士として活躍するマヤのもとに、かつての事件の新たな証拠が見つかったとの連絡が入るが……。驚きの展開に満ちたリーガル・サスペンス。」となっていました。
あと1日行けば休み。今日も朝は涼しく昼は夏日だったそうです。
何を着て行けばいいか、マジ悩むね。今だから2枚くらい着て、足はストッキングなんだけど、冬の日の12度とかならコート着てタイツなんだろうなぁ。不思議よね。
さてさて明日は何を着て行けばいいんだろな? あ、それよりも明日読む本だよ。図書館の本読み終えちゃった。今から本を探しに行こう。土曜日にカドフェルシリーズを借りるの決まっているから1日で読み終えるくらいのを選ばねば・・・・
じゃあね
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