4/12 「ふるさと銀河線」
今日は『ふるさと銀河線』(高田郁著 双葉社)を読みました。
時代劇ではない小説でした。
実は高田さんは漫画の原作を書かれていたのが先なのですって。その後に時代小説でデビューされたとのこと。 この本は1つを除いて原作をきっちり小説にされたのが本書らしいです。
何人かの人たちが一生懸命生きている姿が書かれている連作短編集でした。
理解のない夫や親戚の元、認知症の姑を介護し、夫に先立たれ、子どもには迷惑かけたくないと静かに生きていた女性が認知症になっていく最後から2番目の話はなんかせつなくてせつなくて。他にもリストラされた夫の話とかアルコール中毒から立ち直ろうとしている女性の話とか、北海道の兄妹の話とか・・・・ ハッピーエンド!るんっ て感じの終わりではなかったけど、先につながっていくような終わり方のお話でした。
でもやっぱ時代劇の方が好きかな、私は。
【「BOOK」データベースの商品解説】には
「両親を喪って兄とふたり、道東の小さな町で暮らす少女。演劇の才能を認められ、周囲の期待を集めるが、彼女の心はふるさとへの愛と、夢への思いの間で揺れ動いていた(表題作)。苦難のなかで真の生き方を追い求める人びとの姿を、美しい列車の風景を織りこみながら描いた珠玉の短編集。」となっていました。
雨になったー
旅行の行き先はまだまだ迷走中。 うーーん。 どうも九州内に・・・・
じゃあね
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