1/13 「弥栄の烏」
今日は『弥栄の烏』(阿部智里著 文藝春秋)を読みました。
これは「玉依姫」を八咫烏から見た話でした。玉依姫を読んでいて、椿に殺されてしまう矢田烏や重症となった八咫烏が出てきたので、誰なんだと気になっていたのです。 茂丸が殺されてしまったのにはがっくし。いいキャラだったもんなー でもそれで雪哉が静かに壊れちゃった感じで読んでいて辛かったよー この話は雪哉目線で語られていなかったので雪哉の心のうちは想像するしかないのだけど、姫宮に笑いかけられて壊れた心というか貼っていた壁が崩れたというか、よかったよ、泣くことができて。
自由商社は澄尾か、雪哉かと思っていたけど、澄尾だったんだね。 腕も足も失くして、でも生きていたから良かったのか。
奈月彦の失くしていた記憶も大猿によって語られたのだけど、大猿の執念たるやすごいね。矢田烏を食ったりしたのはひどいことだろうけど、なんかわかる気もするし、でもそうならないように何とかほかに道はなかったのかねぇ? 昔昔は猿も烏もいい関係だったろうにな。
結局山内はこれからどうなっていくのかな?第2部はどんな話になるのだろう?
時代がずっと後になるのか?それともそのまま雪哉や奈月彦の時代がつづくのだろうか?
あぁ楽しみ。
【「TRC MARC」の商品解説】には
「大地震で開かれた禁門の扉の向こうに「人喰い大猿」が現れ、ついに猿と八咫烏の最終決戦が始まる。若宮は記憶と名前を取り戻せるのか? そして山内の命運は? 八咫烏シリーズ第1部、完結。夢枕獏との対談も収録。」となっていました。
今日は昼はあったかでした。
夜もちゃんと洗いたので、11000歩でした。
じゃあね
« 1/12 「玉依姫」 | トップページ | 1/14 「烏百花 蛍の章」 »
「本」カテゴリの記事
- 5/30 「名探偵の生まれる夜」(2023.05.30)
- 5/24「バスクル新宿」(2023.05.24)
- 5/15 「鹿狩りの季節」(2023.05.15)
- 5/2「今日は、これをしました」(2023.05.02)
- 4/28「「エンタメ」の夜明け」(2023.04.28)
コメント