10/2 「隠居すごろく」
今日は『隠居すごろく』(西條奈加著 角川書店)を読みました。
いやー面白かった。
糸問屋のまじめで無駄一つない仕事一辺倒だった徳兵衛が隠居してゆっくりと趣味にでも生きてみよう、と隠居したものの、結局は趣味を見いだせず、つまらない日々を送っていたのですが、孫の千代太がやってきたことですごーーーくすごく生き生きとした日々を送ることになったの。
千代太がまた情に厚く、まだ9つくらいなのに頑固者で粘り強くすごーーくいい子なの。
ボロボロのなりをした兄妹を家に連れてきて、そこからその子たちの母親をまっとうにし、商いが楽しいって思わせるようになって・・・・ 徳兵衛の趣味が商いになったんだね。 仕事ではなく道楽。楽しんで商いをするようになったの。 奥さんとも36年ぶりに心が通史せるようになって、とにかく次から次にいろんなことが起こるたび、徳兵衛が人間味のあるいい人になっていくんだよね。 もちろん短気なところとかながーい説教とかは変わんなかったけど。 江戸時代を舞台にたくましく生きる子どもたちとか、女の職人さんとかお店の旦那さん、奥さんや跡継ぎ、芝居にかかわる人たち、色々と出てきてとても楽しめました。
【「TRC MARC」の商品解説】には
「巣鴨の糸問屋の店主・徳兵衛は、隠居生活に入った。人生を双六にたとえれば隠居は「上がり」のようなもの。だが、孫の千代太が隠居家を訪れたことで、予想外に忙しい日々が始まった! 『公明新聞』連載を加筆・修正。」となっていました。
やっと金曜が終わったね。明日は休みだーー
毎日一万歩以上歩いていたので疲れがたまったーー 疲れたばい。
じゃあね
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