9/10 「口福のレシピ」
今日は『口福のレシピ』(原田ひ香著 小学館)を読みました。
図書館の新刊コーナーで見かけ、先日テレビでやっていたのでつい手に取り借りてみました。すごくおもろかったです。
終わり前はじんわり涙が出てきてしまったけれど・・・・
もともとは料理格好の跡取り娘なんだけど、祖母や母と折り合いが悪く、プログラマーとかしていたけど、今はブログに料理の写真やレシピをあげたりしている主人公の留希子。そこに昭和初期に料理教習所を家業にしている品川家に女中奉公に入ったしずえの物語が所々に入りながら物語は進んでいくの。しずえの部分は、まだ肉食がとても珍しい時代に豚の生姜焼きのレシピを苦労して完成させる様子や、旦那さまや奥様との交流などが書かれていて、ついには体の弱い奥様にも懇願されて旦那様との子を作り、その子を品川家に差し出すという、いまだたら代理母ってことでなんとかなりそうだけど、その時代は妾としいう扱いになってしまうのよね。 実家の父たちからは殴られて殴られて、めっちゃかわいそうなしずえだったよ。お熊にも旦那様にも望まれて行ったことなのに、かわいそうだったー
あとですえちゃんと再会し、交流を深めていったシーンも書かれていて、しずえの人生悪くはなかったってことがを借り、少しはほっとしたけれど・・・ 奥様が亡くなられた後、後妻になっていたらまた人生は違っていたのでしょうけどね。 なんだかなぁ。昔の人の考えや慣習はよくわかんないよ。
私が一番共感できたのは、留希子と同居している友達、風花の「残り物でちゃちゃっと作るのはハードルが高い」「留希子が作れば残り物を玉子焼きに入れても、スペイン風オムレツになるかもしれないけど、あたしたちじゃ、べちゃっとしたきったない残飯玉子ができるだけ」とい言葉!!わかるーーーーーって思いましたよ。やっぱり数学と料理はセンスだと思うの。センスがないのはどんなやっても無理なのよーーと声を大にして言いたい。
【「TRC MARC」の商品解説】には
「駆け出し料理研究家・留希子と、老舗料理学校を経営する母と祖母。相容れない両者の間に隠された秘密とは。冷や汁、生姜焼き…。心をほぐす“家庭料理”小説。『STORY BOX』連載を改題し、書き下ろしを加え単行本化。」となっていました。
朝から涼しくなったねーー
洗面所の気温、22度。ついこの前まで29度とか、30度とかだったのに・・・・・
昼間は30度超えるってところがつらいよねー
そういえば今日は会社で2階と1階を上ったり下ったり・・頑張ったーー 多分会社だけで5000歩歩いてたーー 疲れた。
ただ、夜雨になったので食後の散歩は無し。7000歩ちょっとでした。
じゃあね
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