8/19 「ヨーロッパ退屈日記」
朝の電車で『ヨーロッパ退屈日記』(伊丹十三著 新潮文庫)を読みました。
あの「お葬式」や「タンポポ」で映画監督をやっていた伊丹さんのエッセイ。宮本信子さんのご主人ってイメージが強かったのだけど、そうか、この人も俳優だったのだ。でもって国際派。外国映画にも出ていたのね。すごい。戦争中に英語を学校でめっちゃ習ってて、その上楽器も演奏するのね。伊丹さんがヨーロッパ、ロンドンとかパリとかマジョルカに住んでいたのは1961年。私が生まれる前なんだね。もちろんユーロではない。本格派にこだわり、中級の適当な価値観は見苦しいと言ってた。ジヤギュアにマルティニ。最初なんだこりゃ?と思ったのだけど、車のジャガーにカクテルはあのマティーニね。オリーブを入れるとかいう描写が無かったので、お酒を飲まず、ステレオタイプなカクテル描写しか知らないので、別物かと思ってしまったよ、解説を読むまでは。
イギリスの英語の発音にこだわり、ダンヒルのライターをはじめ一流品へのこだわり。いいねぇ。真似してみたいです。いっぱい真似してみたいことがありました。いっぱい「こんなん無理だー」って思たことがありました。 でも読んで面白かったです。古臭く感じませんでした。
内容(「BOOK」データベースより)
「1961年、俳優としてヨーロッパに長期滞在した著者は、語学力と幅広い教養を武器に、当地での見聞を洒脱な文体で綴り始めた。上質のユーモアと、見識という名の背骨を通した文章は、戦後日本に初めて登場した本格的な「エッセイ」だった。」となっていました。
午前中は玉名。午後から支社で会議。 13時25分のJRで行こうと駅に着いたらまたまた今日も事故?10分遅れですって。早めの電車にしてよかったー
帰りは熊本駅に着いたのは発車4分絵。市電の電停から走って余裕で間に合いました。いつもより本早い電車。
今日は家の人が誕生日で晩御飯一緒に食べるようになっていたので少しでも早く帰れてよかったです。
ケーキも食べたよ。ケーキ、久しぶりだったわ。
じゃあね。
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