8/6 「特捜部Q アサドの祈り」
今日『特捜部Q アサドの祈り』(ユッシ・エーズラ・オールスン著 ハヤカワ・ポケット・ミステリ)を読み終わりました。
待ちに待っていた特捜部Q、図書館で見かけてすぐ借りてきました。 しかし、しかし読んでいて辛かった。この人の本、辛いよね。残酷だー
アサドの過去が分かる話でした。 アサドの妻と娘二人がテロリストにつかまってしまい16年間も凌辱され続けていたって。ひどすぎるよね。 そのテロリストが父親に送ってきた手紙には妻も娘も凌辱し続け、できた子供はすぐ殺す、と書いてあったの。人間のすることじゃないよ。もうぐらぐらくる。神の国、楽園に行こうって人がそんなことして許されると思うところが信じられないなぁ。
ただ この奥さんも朝は蚊だったよね。なんで安全なデンマークから危険なイラクに娘連れて行っちゃったの? だから捕まっちゃったじゃない。 でもそもそもアサドをイラクに連れて行ったビャアン兄弟がいけないのよ。勝手な行動で捕まったイェスが、それを助けるためにアサドを手伝わせたラースが諸悪の根源なんだよ。イェスのおかげで何人もの人が死に、そのためにアサドが恨まれ、妻子がひどい目にあってしまったんだよ。 なのに16年たってラースは簡単に死んでしまい、イェスも死んでしまってさ。ひどいよ。 とはいえ、やっぱり女を凌辱する男たちが一番悪いんだよね。
一応助かって終わったけど、私は次の巻を読むのが怖いよ。この作者だもん、幸せに暮らしまてまーすってはならないと思うので。
今回は地中海で溺れ死んだ難民の写真から始まり、アサドの過去と、亡くなった女性にスポットを当ててジャーナリズムとして成功しようと思っているスペイン人のジュアン、そして父親を簡単にぶっ殺した行かれた引きこもりのゲーマーの3本仕立てでストーリーは進んでいきました。ローセがなんとか復帰してキタシ、カールは父やになりそうだし・・・・ 続きも楽しみなんだけどなぁ。でもアサドとその家族のことがとても心配です。
【「TRC MARC」の商品解説】 には
「浜辺に打ち上げられた難民の老女の遺体。彼女の写真を見たアサドは慟哭し、特捜部Qに自らの壮絶な過去を告白する。一方、Qには若い男からの殺人予告の電話がかかってきた。男が凶行にいたるまえに所在を突き止めようと…。」となっていました。
明日行けば休みだーーーー
コロナのため見舞いに行けない父にオンライン面会の申し込みしたのだけど、体調崩して明日申し込んでた弟のオンライン面会は無理らしい。
うーん、火曜までにちょっと元気になってくれないかなぁ。
休みだからといって見まいにも行けないし、母に会うのも怖いし。ほんと、最近の熊本は陽性の人数、増えてきたものねぇ。
じゃあね
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