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2019/10/23

10/23 「卵をめぐる祖父の戦争」

やっと卵をめぐる祖父の戦争』(デイヴィッド・ベニオフ著 早川書房)わ読み終わりました。

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とせうしてこの話がポケミスに入るのだろう?という疑問はさておき、想像した物語と全く違った話でした。 なぜでしょう、私はこのタイトルを見てダンジール警部シリーズに出てくるピーター・パスコーのおじいさんの話、と思ってしまったのです。ほんの裏のあらすじをちらっと見て、作者が生粋の見ニューヨーカーだと思い読み始めたのですが、主人公はソ連のレニングラードに住んでいる17歳の青年。戦争の狂気がばかばかしい使命と下ネタに事欠かないすごい美形の青年との珍道中で描いてありました。第2次世界大戦の話はこれまでもちょこちょこっと映画とかで見てきましたが、戦争が嫌いなこともありあまり手をつけずに来ました。そのためソ連がドイツにどのような攻撃を受けていたとかは全く知らなかったし想像すらしていませんでした。訳者あとがきに書いてありましたが、900日に及ぶドイツの包囲戦でレニングラード市民は飢餓に苦しんでいたんですね。図書館にある本の背表紙とかを剥いで乗りの部分をガムとしてかんだり、もうとても悲惨な状態。挙句には人殺しをしてその肉でソーセージを作って売ったり・・・ これが狂気と呼ばずしてなんと呼べばいい? こんなに市民は苦しんでいるのに兵隊のお偉いさんたちは食料が有り余るほどで娘の結婚式のためにハムや酒、そしてケーキを作るために卵が手に入らない、だから本当は死刑にしてよかったけど、主人公のレフとコーリャに卵12個を探す使命を負わせるの。 レフはドイツ兵の死体からナイフとかを略奪した罪、コーリャは脱走兵。しかしその脱走の理由が・・・セックス依存症で女を求めてうろうろしているうちに集合時間に間に合わなくなり、脱走とみなされてしまったというすごい理由。
とにかく悲惨な戦時中の様子が書かれているけど、コーリャの軽薄そうな口の軽さにちょっと助けられてる感じ。今の世の中だったら本当にチャラい男で通ったろうね。
しかし絶対無理だと思われていた卵を届ける使命を完了することができたんだよね。でも結果はむなしすぎたー 最後の最後はとても良かったけどね。 

【「BOOK」データベースの商品解説】には
「「ナイフの使い手だった私の祖父は十八歳になるまえにドイツ人をふたり殺している」作家のデイヴィッドは、祖父のレフが戦時下に体験した冒険を取材していた。ときは一九四二年、十七歳の祖父はドイツ包囲下のレニングラードに暮らしていた。軍の大佐の娘の結婚式のために卵の調達を命令された彼は、饒舌な青年兵コーリャを相棒に探索に従事することに。だが、この飢餓の最中、一体どこに卵なんて??戦争の愚かさと、逆境に抗ってたくましく生きる若者たちの友情と冒険を描く、歴史エンタテインメントの傑作。」となっていました。

 

じゃあね

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