9/27 「トム・ハザードの止まらない時間」
『トム・ハザードの止まらない時間』(マット・ヘイグ著 早川書房)を読み終えました。
久しぶりにSFを読みましたが、ハードSFでなかったのでとても読みやすかったです。
長寿だけといいことばかりかと思うけど人の目を気にして生きなければならないって、辛いだろうね。特に愛する人は普通に年をとっていき、死んでしってそのあとに残されるのは辛いだろうなぁと思います。でもトム、奥さんが死んで400年もずっと思い続けてきたってそれはそれてすごいなぁ・・・
でもトムが入ってしまった「アルバトロス・ソサエティ」、すごく便利でもあり、でもやっぱ頭に立っててたヘンドリックが最初のうちは良かったのかもしれないけど、年寄りになってからもう既に狂っていたのかもね。それに巻き込まれて娘と本当は何百年も一緒に過ごせたであろうに、逆に恨まれていたとは可哀想。ただ最後はハッピーエンドで良かったです。
トムが昔を思い起こすシーンでシェイクスピアが出てくるところでは「7人のシェイクスピア」を思い出してちょっとにんまりしてしまいました。
映画化もされるらしいので、されたら見に行きたいな。本当にベネディクト・カンバーバッチが主役なのかな? まあ楽しみです。
【商品解説】には
「歳をとるのが極端に遅い"遅老症(アナジエリア)"のため、16世紀に生まれ、21世紀の今も生き続けている男、トム・ハザード。シェイクスピア、フィッツジェラルド、クック船長らに出会いながら、さまざまな時代の局面に立ち会ってきた、彼の数奇にして波瀾万丈な人生とは──」となっていました。
じゃあね
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