7/30 「あの日、パナマホテルで」
今日は『あの日、パナマホテルで』(ジェイミー・フォード著 集英社)を読み終えました。
「パナマホテル」というので、なんとなく南米のスパイとかハードボイルドな話なのかな?と思って借りてみた。違った。
太平洋戦争の真っ只中のアメリカ、シアトルの日本人町、そしてチャイナタウンに住んでいる12歳の中国系アメリカ人の少年、ヘンリーが主人公の話だった。日本人町に住むケイコと仲良くなって愛するようになるの。ケイコは日系のアメリカ人だから日本語は話せず英語しか話せない。そして二人とも白人の学校に行くのだけど、いじめられたりいろいろと大変なんだよね。ヘンリーの父親は日本を憎んでいる中国人。すごく嫌な奴だった。戦争が厳しくなってくると日本人達は手荷物だけで強制移住させられるの。なんか話には聞いた事あったけど、悲惨だなぁ。まぁユダヤ人のようにガス室送りがなかっただけマシなのか? とにかくやっぱり戦争ってだめだよね。まともな価値観ではいられなくなるもの。
ジャズマンのシェルドンと仲良しで、ジャズを聴きにクラブにもぐりこんだりして、すごく有名なジャズマンのレコードを買って大切にするのだけど・・
とにかく切なくなっちゃった。12歳の頃のヘンリーと56歳になって妻をガンで亡くしたヘンリーが交互に出てきて物語は進むのだけど、息子のマーティの彼女は本当にいいこだねー
マーテイが調べてケイコに再会することができたし, 死に間際のシェルドンにケイコが大切に持っていたレコードで大切な曲を聞かせてやることもできたので最後はハッピーエンドかな?
お互い連れ合いをなくしたのだから、これから一緒に暮らせるといいね。
しかしヘンリーの妻となったエセル、罪悪感はなかったんだろうか?
なんかうーん・・・
パナマホテルにはまだでも日系移民の置いていた荷物、まだあるんだって。実在するホテルなんだって。もしいつかシアトルに行くことがあったら、寄ってみたいな。ティールームにも寄ってお茶したいな。
【「BOOK」データベースの商品解説】には
「シアトルの航空会社を早期退職し病の妻を看取ったヘンリーは、絶望の淵にいた。そんなとき、戦時中収容所に移送されることになった日系人が密かに運び込んだ荷物が地下から40年ぶりに発見され、騒然としているホテル横を通りかかる。目に飛び込んできた鯉の絵の傘…ケイコのだ!脳裡には、戦争のため離ればなれになった初恋の日系少女の面影が鮮やかに蘇り…。全米110万部のベストセラー。2010年アジア・太平洋文学賞受賞。」となっていました。
会社で使っていたミッキーマウスのコースター、また行方不明になってしまった・・・・「また」というのは実はこのコースター、赤いミニーのやつと紺色のミッキーのペアのコースターだったの。赤の方が一つ前の営業所で急に行方不明に。引越ししても見つからなかったので見つかることは無いね。で、一つ残ったミッキーのコースター。機能の昼間ではあったんだよね。その後どうした?私。うーん・・・・思い出せない。 ま、いいかー 明日からはマグカップについてきた木のコースターを使おう。
じゃあね
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