2/27 「人魚は空に還る」
今日は『人魚は空に帰る』(三木症笙子著 東京創元社)を読みました。
明治時代が舞台。小さな出版社に勤める駆け出しの記者高広と美形でものすごい美人画を描く売れっ子天才絵師有村礼が色々な事件を解決していくお話。
これもホームズにワトソンが出てくるの。
すごく読みやすく、優しい雰囲気が出ていて好きでした。人魚の話も暗くて悲しい最後になるのかと思いきや、そうではなくてよかったーーー
【「BOOK」データベースの商品解説】では
「「しずくは観覧車に乗りたい」富豪の夫人に売られてゆくことが決まり、最後の願いを口にした見世物小屋の人魚は、観覧車の客車から泡となって消えた。水神の怒りに触れて浅草は水中に沈んだのか。いや、地上という水底から人魚がその身を縛るもののない空へと還っていったのか?(表題作)。心優しき雑誌記者と超絶美形の天才絵師、ふたりの青年が贈る帝都探偵物語。明治の世に生きるふたりの青年の交流をあたたかに描いた、新鋭の人情味あふれるデビュー作品集。」となっていました。
じゃあね
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