3/7 「誰に見しょとて」
『誰に見しょとて (Jコレクション)』(菅 浩江著 早川書房)を読みました。
久しぶりにJコレクションを見かけたので借りて来ました。
菅さんの本も久しぶり。 5年ぶりの連作集ですって。
この本は「化粧」がテーマ。人類には化粧をしたいという欲望がDNAに刷り込まれているんだー
最初は名前も知られてなかったようなビッキーというコスメの会社がこの本の終わりには世界を統べているって感じになっているのよね。
化粧とか整形とか自分を変えていくって事に関しての考え方が色々と面白かったです。
とことん体を変えていくってことを鍛えるという自分の力だけでやりたいアスリートと化学の力、医療の力など使えるものはすべて使って美しくなりたいモデルの話や、義父の介護を必死にやったのに夫からは全く省みられなかったのでアンチエイジングでものすごく若返って青春を楽しみなおす話は好きだったなー
自分自身があまり美容やコスメに興味がないのが残念。
香りの成分にステラノートを使うと匂いが混ざって臭くならないってのはいな。早く開発されて欲しいです。
最初は肌が若返りつるんとした綺麗な肌になるって施術のあと、何かとてつもない副作用が起こり大騒ぎになる話しかと思っていたらそれは最後まで裏切られました。
ただ宇宙にまで出て行く話に繋がるとも思わなかったなー
【「BOOK」データベースの商品解説】では
「東京湾に新設された超巨大フロート建造物“プリン”のメインテナント“サロン・ド・ノーベル”には、美容に関するすべてが収められていた。理想の化粧品や美容法を求めて彷徨う“コスメ・ジプシー”たる岡村天音は、大学の先輩が生まれ変わったような肌をしていることに驚く。彼女は“美容+医療”を謳う革新的な企業コスメディック・ビッキーの“素肌改善プログラム”を受けたというのだが…。やがて“ビッキー”は、アンチエイジング、身体変工などの新商品を次々に発表し、人々の美意識、そして生の在り方までを変えていく―『永遠の森博物館惑星』に続く、著者5年ぶりの最新連作集。」となっていました。
駅に停めていた車の窓が砂だらけ。
いつ黄砂?と思ったらどうも新燃岳の灰みたい。
はー、大変だねぇ。
明日は雨らしい。 また車が汚れるよーーー
じゃあね
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