2/23 「オーブランの少女」
『オーブランの少女』(深緑野分著 東京創元社)を読みました。
「オーブランの少女」を読んでいたらそろそろ物語が終わりそうなのにものすごくページが余ってるなぁと思ったら中・短編集でした。
「オーブランの少女」ってまさかナチスが出てくるとは思わなかったよ。体の弱い少女ばかりを集めた館、実験材料か何かにされるのかと思ったら・・・
「仮面」というのはロンドンのちょい昔の話。 子爵家の自由奔放なお嬢さんが復讐する話だったんだ。デモアミラって子、怖いね。本当に同乗を得るのに役に立つということで自分の顔を潰したのかなぁ? なんかそれって信じられるよね。
それから「大雨とトマト」へんな話だった。
「片想い」は昭和初期?の女学生の話でエスとか懐かしいことばが出て来ました。 手のこんだカラクリの話でした。
「氷の皇国」はなかなか読み応えがある話でした。ただこんな時代に住みたくないなぁ。こんな寒いところに住みたくないなぁ。 ただ辺境の小さな漁村に綺麗なガラスのランプがあって、首のない死体が漁で網に掛かり、吟遊詩人によってそのなぞが紐解かれ、なんとなくよかったーって思えるラストだったので良かったです。 エルダ、よかったね。
【「BOOK」データベースの商品解説】には
「色鮮やかな花々の咲く、比類なく美しい庭園オーブラン。ある日、異様な風体の老婆に庭の女管理人が惨殺され、その妹も一ヶ月後に自ら命を絶つという痛ましい事件が起きる。殺人現場に居合わせた作家の“私”は、後日奇妙な縁から手に入れた管理人の妹の日記を繙くが、そこにはオーブランの恐るべき過去が綴られていた。―かつて重度の病や障害を持つ少女がオーブランの館に集められたこと。彼女たちが完全に外界から隔絶されていたこと。謎めいた規則に縛られていたこと。そしてある日を境に、何者かによって次々と殺されていったこと。なぜオーブランは少女を集めたのか。彼女たちはどこに行ったのか?楽園崩壊に隠された驚愕の真相を描いて、第七回ミステリーズ!新人賞佳作に入選した表題作ほか、“少女”にまつわる謎を描く全五篇を収める。」となっていました。
やっと週末。
オリンピックももうすぐ終わり。
でも昨日、今日と録画の消化が悪くて容量圧迫しちゃったよー
なのでつい消してしまった。どれを見損ねたのかなぁ・・・ まぁいいか。
じゃあね
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