1/31 「サクリファイス」
『サクリファイス (新潮文庫)』(近藤史恵著 新潮社)を読みました。
近藤さんが自転車レースの話を書いているというのは知っていたけど、想像がつかなかったんだよね。でも読んでみて近藤さんのものと思えたねぇ。
ロードレース。ツール・ド・フランスをミーハーで観ている私なのでちょっとはわかったです。
でもね、いつも思っていたの。アシストの人たちはたとえチームの方針とは言え自分が勝つことなくエースのアシストをするのは辛くないのかなあって。 でもこの本の主人公のように勝つ事に喜びを覚えず、アシストする事が好きって考え方もあるんだね。なんかすっきりしたよ。
でもエースの石尾さん、彼のやったことに最後はうるうるしてしまいましたよ。
もともとドーピングをしていた選手を懲らしめるためにやったことでその人が半身不随になってしまった。そしてその人の恨みを買ってドリンクに薬を入れられドーピングにひっかるように細工され、それに気づいたから水を飲まずにレースに臨み、チカや伊庭を守るためにレースを中止するために自分の命を捨てたんだよ。すごい人だったね。
なんかやっぱり自転車レース、すごいな。 また今年もしっかり見よう。
【「BOOK」データベースの商品解説】には
「ぼくに与えられた使命、それは勝利のためにエースに尽くすこと?。陸上選手から自転車競技に転じた白石誓は、プロのロードレースチームに所属し、各地を転戦していた。そしてヨーロッパ遠征中、悲劇に遭遇する。アシストとしてのプライド、ライバルたちとの駆け引き。かつての恋人との再会、胸に刻印された死。青春小説とサスペンスが奇跡的な融合を遂げた!大藪春彦賞受賞作。」となっていました。
今朝は冷えた~ マイナス2度でしたよ。
夕方、昨日の分のレイドもできて良かったです。ただゲットはならず。
カイオーガ、難しいーー
じゃあね
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