10/11 「海賊とよばれた男 上」
『海賊とよばれた男(上) 』(百田尚樹著 講談社)を読みました。
いやーすごいねぇ。
国岡商店、ってどこ?今はなんてかいしゃなんだろう。読む前に知っていた事は本屋大賞を取った本で、岡田くんが主演で映画化された話ってだけで中身は知らず。
国岡商店、今なら超ブラック企業。でも働いている人はそう思ってはいなかっただろう。一番の違いはやらされていたのではなく、自分たちが自ら考え、店主の理念をしっかり自分のものとし、自ら仕事をやっていたこと。働くことが楽しくて、やりがいマックスでやっていたんだろうね。羨ましい。時代もあったのだろうけど、社員を見捨てない、という店主の考えをみんな本当に感じていたのだろう。もちろん物語なので美化されているところはあるだろうし全部が全部を鵜呑みには出来ないけれど・・・・
カルロス・ゴーンが日本の会社を変えてしまっちゃったんだなぁって思っちゃった。あれからリストラがはやり、終身雇用が良くない感じを出してきて日本の会社のよさが消えてしまったような気がします。黄金の奴隷に成り下がっちゃったなぁ。
しかし明治生まれの人は本当にすごい。男も女も。女性に対する考えは今とはちがってまぁ男尊女卑ってのはあるのは嫌だけど、それでも女性が家庭を守るって事に関してはしっかり認めてくれていたよね。よき妻、そしてよき母としては。
ユキさんってすごい女性だなぁと思ったよ。
しかし本当に日本の軍国主義のやつら、許せないなぁ。戦争で死んでいった人たち、もったいなかー
内容紹介では
「忘却の堆積に埋もれていた驚愕の史実に当代一のストーリーテラーが命を吹き込んだ。1945年8月15日、異端の石油会社『国岡商店』を率いる国岡鐵造は、海外資産はもちろんなにもかもを失い、残ったのは借金のみ。そのうえ石油会社大手から排斥され売る油もない。しかし『国岡商店』は、社員ひとりたりと馘首せず、旧海軍の残油集めなどで糊口をしのぎながらも、たくましく再生していく。20世紀の産業を興し、国を誤らせ、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とは何者なのか--実在の人物をモデルにした、百田尚樹作品初の本格ノンフィクションノベル!」となっていました。
じゃあね
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