7/28 「地中の記憶」
『地中の記憶』 (ローリー・ロイ著 ハヤカワ・ポケット・ミステリ)を読みました。
淡々とした語り口。その前に読んでいた本と雰囲気が違いすぎてなかなか馴染めなかった。1936年のサラとジュナ、1952年のアニーの二つのパートで物語りは語られていくのだけど、登場人物の考えがなんかピンとこずうーん・・・
15歳半になった女の子は夜中に井戸の中を覗き込めば未来の夫の顔が見える、っていう迷信が合ってそれでどうこうするのだけど、アニーの妹キャロライン、姉についていって自分も未来の夫を見たっていうけどそもそも年が違うじゃん。
オカルトめいたこともあり、何を言いたいのか良くわからぬまま読み進んでいったけど、実際にあった公開処刑を題材にして物語が作られているらしく、でも冤罪で殺されたジョセフ・カール・ペインがあまりに哀れでならなかったよ。
後味、悪。
【「TRC MARC」の商品解説】では
「【アメリカ探偵作家クラブ(MWA)エドガー賞最優秀長篇賞】15歳のアニーは、隣家ベイン家の荒れた畑のなかで死体を見つけてしまう。その死体は、町の忌まわしい過去を呼びさまし、アニーと家族の日々までも揺るがすことに…。20世紀半ばのアメリカ南部を舞台にしたミステリ。」となっていました。
じゃあね
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