6/5 「子とも本のよあけ」
分厚くて持ち難い『子どもの本のよあけ 瀬田貞二伝 (福音館の単行本)』(荒木田隆子著 福音館書店)を読み終わりました。
電車で立って読むのは重かった。
もしモルディブで天気が良かったら私は畠中恵に出会わなかっただろうし、yomyomを通じて石井桃子や「幻の赤い花」に出会うことはなかっただろう。そして「幻の赤い花」を読まなければ多分この本に手を出すこともなかったと思う。
瀬田貞二といえば指輪物語やナルニアの翻訳で有名。ただこの本ではその部分は全くスルー
戦争が終わり、「私は自らのあらゆる能力と時間を、子どもたちにむかって解放しなくてはならない」と決心し、子供の本に関わっていったかを5回の連続講座で荒木田さんが語った事が収録してある本でした。
最初の章で取り上げてあったのが「児童百科事典」
これ、ものすごーーーーーーく読みたいです。図書館で探してみよう!と思いました。
そういえば私の子供の頃にも家に「こども百科事典」ってあったのですよねー タイトルはちがうかも知れないけど。紺色のケースに入っていて、10巻位あった?とにかくよく読んでいたなー今思うととてもありがたいことだったんですね。私の親は本を読む人ではなかったけど、百科事典の他にも薄い童話集みたいなのも買ってくれていたよなー (あとディズニーの絵本も)
第4章には家庭文庫が出てきたけど、なんか憧れるなぁ。そういえば私も社宅のたいして仲良くもない人の家に何かで寄ったとき学研の読み物の全集があって、借りに行って読んだことがあったのを思い出しました。あれ、何のきっかけで借りていい事になったのかしら?
資料編として瀬田さんが「余寧金之助」のペンネームで書いた「郵便机」という短編が載っていたけど、このお話もよかったー 日中高校に通う生徒と夜間高校に通っている生徒の手紙のやり取りの話。 昔の本って言葉遣いとかとても丁寧だなぁってすごく思ってしまいます。今の世の中、言葉が荒れまくっているもんなぁ。とにかく学校の先生ですら綺麗な日本語を使おうって気がない。たまにこんな本を読んだり、小津安二郎の映画を見たりすると昔の日本って綺麗な言葉を使ってたんだなぁなんて思ってしまいます。 まぁでも庶民は違っていたのかな?田舎は方言でやっぱ荒い人は荒い言葉遣いだったのかな?
とにかく、まずは八代の図書館に「児童百科事典」があるかを探してみなければ!
【商品解説】には
「5章と資料編からなるこの本は、2013年から14年にかけて東京子ども図書館主催でおこなわれた、本書著者・荒木田隆子氏の連続講座「瀬田貞二氏の仕事―『児童百科事典』と三つの評論集を読む」(全5回)をもとにしています。子どもの本をだれよりも早く深く楽しんだ瀬田貞二さん。子どもたちの幸せのために力を尽くしたその仕事のひとつひとつが、担当編集者として深く関わった著者の言葉で生き生きと語られていきます。」となっていました。
明日からはポケミスだー
今日は珍しくポケGOに出かけません。頭が痛かったからよかったーー
じゃあね
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