6/29 「クロノスの少女たち」
今日は『クロノスの少女たち』 (梶尾真治著 朝日ノベルズ)を読みました。
うーん・・・カジシンの読んでいなかったSF、時間物なんですが・・・
中学生向けの新聞に連載したため中学生向きに書かれているそうなのですが、ちょっと意識しすぎではなのかなぁ?と思いました。どこか説教臭い。 それとも私の心が年取って汚れきっているからそう感じるのかしら?
2つの話が載っていて、最初の話では両親や兄弟が自分をものすごく愛していて思ってくれていることを知るという内容。もうひとつでは勉強って大事なんだぞー、受験に必要なだけじゃないんだぞーってのをわからせるための内容って私は取ったのよねー
出来事としては最初の「彩芽(わたし)を救え!」は交通事故で死んでしまわぬよう、中学生の彩芽が意識のみを過去へ飛ばして色々な人の中に入る事によってその人の思いを知るってのを恋愛を絡めて書いてあるの。 もう一つの「水紀がジャンプ!」はアラビアンナイトの話と絡めてタイムマシーンの話。
カジシンの話はやっぱり大人向けでご当地SFのほうが好みだってのを再確認しました。
【「BOOK」データベースの商品解説には
「平凡な中学生、山中彩芽は重大な事故に遭った。だが、少女はすでに誓っている。「私は死なない。たとえ、時の流れを変えてでも」。まさに命がけの、スリリングな挑戦を描く「彩芽を救え!」と、大好きな伯父さんを苦境から救う冒険「水紀がジャンプ!」を併録。はたして、時の神は、不屈の少女たちにどのような審判を下すのか。斬新な着想に満ちた“クロノス”最新作。】」とありました。
じゃあね
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