5/18 「スーツケースの半分は」
『スーツケースの半分は』を読みました。
連作短編集でした。すごくよかったです。
水色の革でできたスーツケースを巡って物語が綴られていきました。
フリマで手に入れたスーツケースで真美は初めてのニューヨークへ出かけ(話は出かけるまでのこ事を語ってた)、友達の花恵はたまたま自分のスーツケースが壊れていたので真美に水色のスーツケースを借りて毎年行っている香港に出かけ素敵な出会いをし、やはり友だちのゆり香は普段はバックパッカーなんだけど今付き合ってる男性からアブダビに誘われてやっぱりスーツースを借りて出かけ、男は最低の奴だったけど、やっぱり素敵な思いをし、4人の仲間の最後の悠子はフリーランスのライターだけど自費でやってきたパリでちょっと辛い事が起きたけどやっぱり最後はいい感じになったの。彼女もスーツケース借りていったんだー ただ次の話ではそのスーツケースは最終日にホテルで紛失しちゃってたの。で今、パリに住んでいる花恵のイトコの栞が次の主人公。 どうするか悩んでいたけど、スーツケースが見つかったとともに自分の人生にもけりをつけたというか、しっかり咲を見ることができたのよね。そして次の話はスーツケースをフリマで売っていた女性、優美の話。彼女別れた旦那の姉の加奈子のものだったけどガンで亡くなったので形見として貰ったのがスーツケース。でも獣医をしていて旅行なんて行かないから、って邪魔になったスーツケース、捨てたくないから売ったんだよね。 そしてその次の話はその娘の春菜がそのスーツケースを持って(真美が返したのよ、幸せをもうもらったからって)ドイツに留学し、その次の話は妊娠した真美以外の仲間が花恵の結婚前にと温泉旅行に出かけ、なんとスーツケースを作った人とめぐり合うの。最後の話はちょっと前に戻って旅もしない加奈子がどうしてあのスーツケースを手に入れたかって話でした。
いやー、よかった。とっても。
水色の革のスーツケース素敵~って思うのだけど、実際使うには重くて買う事はは無いだろうな。旅っていいよね。 あぁ私も旅したい。 アブダビの旅は多分ゆう香がやだなーと思っているツアーの方で私は満足なんだけどね。フェラーリのテーマパーク行きたいよ~ ただ一緒に行った男は最低の奴。
外国にも住んでみたい。でも住んでしまえば日常になってしまってやっはり旅がしたくなるのかなぁ。
【「TRC MARC」の商品解説】には
「30歳を目前にした真美が衝動買いした青いスーツケース。やがてそれは友人たちへとバトンされ、世界中を旅するうちに、“幸運のスーツケース”と呼ばれるようになってゆく。『小説NON』に書き下ろしを加えて単行本化。」とありました。
じゃあね
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