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2017/04/13

4/13 「シフォン・リボン・シフォン」

シフォン・リボン・シフォン』(近藤史恵著 朝日新聞出版)を読みました。
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勝手に「シフォンケーキが自慢のケーキ屋さんの店主が謎を解く小粋なミステリー」と思って読み出した。全く違った。
まずタイトルの店はとてもおしゃれで高級なランジェリー・ショップ。
川巻という町のさびれた商店街舞台の連続短編集だった。
最初に親の介護をしているために折角大学まで出たのに就職も出来ず、親から胸がおっきいことを見苦しい見苦しいと言われて結婚も出来ずにいる佐菜子が主人公。 なんかすごくかわいそうに思え、でも人事ではないよね、介護、なんて思って読んでいたけど、思い切って買った素敵なランジェリーで気持ちが変わり、自分に自身が持て、親に対する立場も変わっていった話だった。
でも高級ランジェリー店という割にはブラジャーとか2万円くらいだった。この前見たドラマでは10万委譲した気がするなー 2万くらいならワコールとかわんないんじゃ?もちろん私が買うことを思えば相当高級になりますけど。
次の話は米屋の親父の話。息子が結婚しないのは最近の若者なので肉食力が足りないくらい思っていたけど実は違う理由だったって話。私女装癖のある息子なのかなぁと思ったけどもう一歩踏み込んで性同一性障害のようなのね。母親は気が付いていたみたい。
そして次がこのランジェリーショップの店長、かなえの話。彼女は先生一家のはみ出し者で一人頑張って頑張ってランジェリーショップを開いたのにその頑張りのせいでか乳がんになってしまったの。それわ母親は「自分勝手なことばっかりしているから罰が当たった」なんていっちゃうのよ。嫌な親~ この本に出てくる親、義理の親、嫌なやつばっかりーーーー
でも近藤さんはだから親を切り捨てようってしないところが偉いなぁ。
嫌な親なら切り捨てられれば楽なのに、そうできないのだよねー
それで色々と悩んでいくのだけど、でもこの話に出てくる主人公たちはちゃんと折り合いをつけてるよね。 すごいなぁ。
【「BOOK」データベースの商品解説】 では
「さびれた商店街に花ひらいたランジェリーショップ、そこに出入りする人々の人生模様。レースやリボン、小さな花柄の下着が、行き詰まった人間関係をなぜかほどいていく。地方都市に生きる人々の屈託と希望をえがく、摩訶不思議小説集。」となっていました。


父の容態ですが思ったよりものすごくいいです。
まず運動家の麻痺はほとんど無いみたい。 会話もほぼ大丈夫。ただまだものの名前とかは出てこない感じ。あと一番の問題は視野。右側が欠けてしまうらしい。 昨日の脳梗塞の場所がそれは示していたもんね。ただ昨日は全く見えないなんて言ってたけどそれを思えば全然OKっす。よく聞くと昨日倒れてから今朝までは全く記憶無しと言ってたので昨日の晩もどこまで見えていたかもわかんないんだよね。 とにかくひどい後遺症でなく良かったと思います。
明日は会社にいかなきゃ。めっちゃ迷惑掛けてしまったよ。

じゃあね

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