3/10 「配達あかずきん」
今日は『配達あかずきん成風堂 (ミステリ・フロンティア)』(大崎 梢著 東京創元社)を読みました。
連作短編集。面白かったです。
本屋に勤める杏子さんが主人公。なのに事件の謎を解くのはバイトの多絵ちゃんる ちょっと変わってるよね。
本屋さんの仕事の様子がしっかり書かれていました。お客様とのやり取りから事件が起こり梨、それを解いていくって流れだけど色々とありますね。最初の事件は本のリクエストに絡むもの。なんのことかわからず暗号のような言葉で3冊の本を選ぶのだけど新潮文庫の番号とはね。 本の名前がわからず、本屋さんに聞いて本を探すっていうのとはちょっと違うけど、昔まだツタヤとかなかった頃町の本屋さんに竹宮恵子の「地球へ」を尋ねたところ「お寺のテラですかぁ?」とすごいイントネーションで言われた事が未だに忘れられません。本屋さんって本のことなんでも知っていると思っていたからめっちゃショックでしたよ。その本屋は「小学○年生」ととか母の「主婦の友」とか配達してくれていたし、一度余った小学館の付録をいくつか分けてもらったことがあったりで好きだったのだけど、もう潰れてしまいました。大型書店が出てきたせいだと思いますが、どっちにしてもいま、ネット所分に押されてリアル本屋は厳しいって言いますからねー 「上京花日」も本屋の漫画だったけど、思い出しちゃったな。 亡くなってしまったんだよね、作者の人。
さて、この本には5つの事件が載っていたのですが、まず最初のが本のタイトルを言うことができず番号で頼んで危機訴えたじいちゃんの話、あ、「校閲ガール」(ドラマ)のゴースとライターの話思い出しちゃった。あと「あさぎゆめにし」の出てくる話。ひき逃げ犯人が先生では・・・とちょっと心配したけれど、最後はいい感じで終わって良かったー そして配達あかずきん。配達にそんな手間や苦労があるとは思いませんでした。でも言ってみたいわぁ、バーバー・ハーレム。
そして次の話は本をお勧めしてもらう話なのだけど、いいわねー とっても。5冊目に「夏への扉」
うーん、やっぱよかよねー この話。高校のとき借りて読んで、思わず自分で買っちゃったもん。あぁでもあの本より未来を生きているのよね、、私。
最後の話は「重版出来」(ドラマ)を思い出しちゃった。
後味がいいのがいいよねー
シリーズらしいけど、1冊富んでいたのでこれしか借りてこなかったんだ。でもいざとなったら飛ばして読んでも大丈夫そうなので明日、借りてこよーっと
【「BOOK」データベースの商品解説】では
「「いいよんさんわん」?近所に住む老人に頼まれたという謎の探求書リスト。コミック『あさきゆめみし』を購入後、失踪した母の行方を探しに来た女性。配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真…。駅ビル内の書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の良いアルバイト店員・多絵のコンビが、さまざまな謎に取り組んでいく。初の本格書店ミステリ、第一弾。」となっていました。
明日は休みだ!うれしか~
そういえば「破裏拳ポリマー実写化? 私あのアニメ好きだったー
じゃあね
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