10/30 「煽動者」
休みだけど本を読み続け『煽動者』(ジェフリー・ディーヴァー著 文藝春秋)わ読み終えました。
いやーやっぱり面白い! 裏をかかれる、かかれる。わかって読んでいても騙される~
最初図書館の新刊コーナーに置いてあったのを気づかず借り損ねるところでした、。危ない危ない。
キャサリン・ダンスのシリーズの最新刊です。
今回は主に3つの事件が出てきまして、うまーーく絡んで物語が語られていきます。1つはダンスがミスしてセラーノという容疑者を逃がしてしまった麻薬組織の事件。このミスでダンスは合同捜査から外され民事部にまわされてしまい、銃の所持も出来なくなってしまうの。それからほんのタイトルにもなっているそりチュード・クリークというナイトクラブで起こったコンサード解錠でのパニックにより将棋倒しで死傷者が出てしまった事件。これは事故ではなく扇動者による企てられたパニックだったのよ。そしてその犯人がマーチという男。 狂ってるよね、結局は。それからオニールが受け持っていたヘイトクライムの件。なんとダンスの息子のウェスが関与していたの!
最初に事件が起こったソリチュード・クリークでの描写からシ騙された。絶対死んだのは娘のほうだと思ったのに・・ 今回は大どんでん返しももちろん準備されていたけど、章が変わるごとに「あぁ違った」「あぁそうだったんだ」って細かく何度も何度も騙されてしまったよ。 あぁ心地よい。
そしてマーチが逮捕された後もページが残っていて、これから何が起こる?マーチが何かするのか?と思ったらさもありなん、もっとびっくり。 合同捜査の意味は組織の中の裏切り者を見つけるためのでっちあげだったんだよ。あのセラーノは犯人のふりをした市警の人間だったの。 最後の最後までわからんだったーー ダンスが民事部に移ったのも全部作戦のうちだったの。騙されたーー えー、でもセレーノが撒きゃベリー方の嘘つきとかなんとかの解説はダンスの一人称じゃなかったっ:?あ、違った、みんなに説明した台詞にあったんだ。くー、騙された~
そしてウェスの件。ギリギリまでウェスまでも殺されてしまうのでは!と思わせて実はウェスはドニーらの悪事を暴こうといわゆる一人囮捜査をやってたの。 いやー、ウェスの悪事がばれたらダンスの捜査官生命は終わりだーーと思っていたから、よかった、よかった。そしてダンスの男関係。 コンピューターのエキスパート、ボーリングとゴールインするのかと思ったらなんと、なんとオニールとくっついちゃったよ! ボーリング、偉かったねぇ。これからも役に立ってくれよー
とにかく面白かったーー やっぱジェフリー・ディーヴァーはよかばい。
【「TRC MARC」の商品解説】では
「“人間?発見器”キャサリン・ダンス捜査官が尋問に失敗、捜査の第一線から外された。割り当てられたのはコンサート会場で観客が将棋倒しとなり、多数の死傷者が出た一件。この惨事は仕組まれたのではと独自の捜査を開始し…。」となっていました。
じゃあね
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