9/2 「終わりなき道」
『終わりなき道』 (ジョン・ハート著 ハヤカワ・ポケット・ミステリ)を読みました。
読み応え合ったー
極最初のほうはなんとなく気が乗らなかったけど、途中からどんどん面白くなってきた。とにかく登場人物がね、主人公の女警官エリザベス・ブラックだけでなく出てくる人々がみななんらかの秘密を抱え、これでもか、これでもかと物語が押し寄せてくるの。いやー、よかった。ただ犯人は珍しく早い段階で目星がついてしまって、それが当たっちゃったよ。それは残念でもあり嬉しくもありでした。
この人、死なないでーっていう人が死ななかったからよかったー
しかしエイドリアンの受けた刑務所での拷問を思うと、すごくきついね。あとねカルニヴィアではものすごく敏感になっていたレイプについてはこの本ではあまり気持ち悪くならなかった。描写が少なかったせい? でも被害にあった少女のことおもうと、やっぱダメだよね、そんなじゃ。嫌悪する気持ちは強く持ってないと、と思う。レイプ版画撃ち殺されたって全然上等じゃん、と思っちゃうのに、政治的思惑、つまり犯人が黒人だった、殺したのが白人だったってことで問題にされ利用されるのはいやだねー 政治的、そして差別、これって本当に嫌だわ。
最後、みんな幸せになったとよね? これからずーっと幸せでいられるとよね、そう信じたいよ。
そうそう、あとがきで気づいたのだけど、この作者「アイアン・ハウス」を書いた人だったんだね。どおりで。 厚い本だったけど、だれずにずんずん読み進めてとにかく良かった。
【「TRC MARC」の商品解説】では
「少女監禁犯を射殺した刑事エリザベスは、激しい批判にさらされる。だが、彼女には真実を明かせない理由が。同じ頃、彼女の元同僚が刑務所から釈放される。殺人を認め服役していたのだが、エリザベスは彼の潔白を信じていた。」となっていました。
台風、休みに来ると? 来なくていいよー
日曜は朝一で美容室にの予約入れてるのに~
じゃあね
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