6/7 「最後のウィネベーゴ」
『最後のウィネベーゴ』(コニー・ウィリス著 河出書房新社)を読みました。
うーん・・・
この前読んだ「ブラックアウト」と「オールクリア」「航路」とかが良かったので借りたけど、なかなかわかりにくかったです。中・短編集。ただ読んでしまうと書かれていることは面白かったのよね。読み難いってだけかなぁ?
「女王様でも」女性の月経をテーマにした話。 サイクリストになると言った娘の事を知らされてなかったと母親からブーブー言われるシーンから始まったけど、「サイクリスト」ってのはなんだかわかんなかったんだけど、この話の舞台では女性はシャントという処理をすると月経の苦しみを経験しなくてもよくなるの。その処理を受けず、昔ながらの月経を受け入れているのがサイクリストでした。 子供を生もうと思うときだけど処理を中断するみたいね。いやーこういうのが主題になった話も珍しくて面白かったよ。「銀の三角」を思い出してしまいました。
「タイムアウト」は「ドゥームズデイ・ブツク」の前衛的な話なのかなって思っていたけど違っていたみたい。読み難かったけど、読み終わるとあぁいい話だったなぁと思えました。
「スパイス・ポグロム」「ソニー」と言う名のスペースコロニーが舞台。日本がらみの設定がちらちら出ていてなんとなくにまっ。 ただこれもなんかわかりにくかったです。ドタバタ劇は好みでは無いのでいまいちかなぁ。主人公がなんてあんな無責任でうっちゃわれない婚約者の言うことを聞くのかとイライラしちゃったよ。スクリューボール・コメディと言うらしいけど、あんまり好みでは無いな。
「最後のウィネベーゴ」ウィネベーゴってのが何かわかんなかったけど、いわゆるキャンピングカーのことらしい。この世から犬が絶滅した後の世界。回想シーンと現実がごっちゃに語られていてわかりにくかったよー ただ動物愛護教会の権限がめちゃでかくなつてる世界のようで、嫌な世の中って感じでした。
【「BOOK」データベースの商品解説】には
「愛するものを失う痛みと、滅びゆくものへの哀惜、そして赦し。犬が絶滅してしまった近未来のアメリカで孤独な男が出逢う、ささやかな奇蹟…。読後に深い余韻を残す表題作から抱腹絶倒コメディまで、アメリカSF界の女王ウィリスのベスト・オブ・ザ・ベスト4本を厳選する傑作集。ヒューゴー賞・ネビュラ賞・SFクロニクル誌読者賞・ローカス賞他、収録作4篇あわせて全12冠。」となっていました。
今日も蒸し暑かったです。ただ風は気持ちよかったんだけどね。
今もノースリーブだと腕が冷えすぎて、パジャマを着ると暑くて汗だくで・・・困ったもんだ。
困ったもんだと言えばサッカー
前半は良かったのになぁ。 くっそー 残念っす。
9月は頑張ってくれよー
じゃあね
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