2/24 「カルニヴィア3 密謀」
『カルニヴィア 3 密謀』(ジョナサン・ホルト著 早川書房)を読み終わりました。
結局みんな痛みを持って終わってしまったね。
カテリーナはこの巻の冒頭からいきなり熱々になっていた検事のリ・フォンティを目の前で亡くしてしまい、ホリーは信頼していたギルロイが思ったとおり、いやそれ以上の悪の根源・・・イタリアをアメリカのいいように転がした張本人だったことで裏切られ、そしてCIAやアメリカに歯向かったとして逮捕され、ダニエーレは誘拐当時の記憶を取り戻し、誰が耳や鼻をそぎ取ったかを思い出し、カルニヴィアを手放そうとして、でもなんとか守りきった・・・・でもホリーを失ってしまった・・かなぁ。
ホリーが一番可哀想な気がする。2巻であんなに痛めつけられたのに、なんか救いの無い最後だよね。 カテリーナもやっと結婚してもいい、仕事を捨ててもいい、という男とめぐり合ったのに・・・
でもま、その傷は何とか癒えると思うの、いつかは。でもホリーはきっと終身刑になりそう。
本当にCIAってこんなことばっかりしてるなら怖いねぇ。CIAに就職したら一生そのままなのかなぁ。本当に仕事を辞めて一般人として生活する事は出来ないのかなぁ? そんなにアメリカが大事なの?
今回はサイバーテロがメインになっていたと思うのだけど、テロリストのタレクも違う場所に生まれていたら全然別の人生を歩めたはずよね。 無差別に人を殺す事は絶対よくないけど、自分の父親、母親、妹たちが受けた仕打ちを思えば屈折してしまうのも判る気がする。
なんで普通の人がそんな目にあわなきゃなんないのか、普通に生活する事が出来ないという世界は絶対間違っているよね。でもこの本に書かれていること、完全な絵空事では無い、それがとても怖いです。
【「BOOK」データベースの商品解説】では
「ヴェネツィアの海岸で、喉を掻き切られ、舌を抜かれた男性の無残な遺体が見つかった。秘密結社が裏切り者を罰したのだろうか?イタリア憲兵隊の大尉カテリーナは捜査を始める。一方、世界的なSNS「カルニヴィア」の運営から手を引くことを発表したダニエーレは、激烈な反応に戸惑っていた。そこにアメリカに一時帰国していたイタリア駐留米軍の少尉ホリーが戻ってくる。同じく軍人だった父を陥れた陰謀を暴こうと、強く誓って―。それぞれの闘いを選んだ三人を待つものとは?ベストセラー三部作、最終巻!」となっていました。
左の肩、首、背中、太もも、ひざ裏 ぜーーんぶ痛い!!
でも筋肉痛だと思うので時間が経てば治るでしょ
じゃあね
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