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2016/02/17

2/17 「カルニヴィア1 禁忌」

カルニヴィア 1 禁忌 』(ジョナサン・ホルト著 早川書房)を読みました。
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旧ユーゴの内戦で女性があんなひどい仕打ちを受けていたとは知らなかった。レイプを軍事作戦の1つにするなんてなんておぞましい。それもたかだか15年位前だよ。100年とか200年前の話では無いってのがあまりにもひどい。女性に対してひどすぎる。もちろん男性だって殺されたりしてるんだけどね。人間の尊厳を踏みにじりまくった挙句に殺したり、心にひどい傷を負わせたり・・・・まぁ未だに東欧から女性が騙されて売春を強要させられてるってのがあるようだし。 これはどうにかならんのだろうか?買うほうの奴ら、恥を知れ!!と思うのだけどなぁ。
ユーゴの内戦というと映画「ピースメイカー」を思い出すけど、あの映画で描かれたのはまだまだ表面の傷だったんだね。それでも十分ひどかったのに。
あと、カトリックの司教に女性がなれないってのは初めて知った。お坊さんには女性もなれるよね?やっぱ教会って古い。おぞましいところがあるなぁ。偏ってるよね。女性蔑視。
2人の女性が主人公。それにタイトルになってるカルニヴィアというソーシャルネットワークの創始者ダニエーレが出てくるけどこの話ではそこまでメインではないかな?これからもっとメインになっていくのかなぁ。3部作らしいから次から重点か移るのかな?でもイタリアには複数の警察があるんだね。知らなかったー この本の主人公の一人は国防省所属の憲兵隊の方でカテリーナ大尉。でもエロイカに出てくる棺桶刑事は間違いなく国家警察だろうなぁ。
あとイタリアでもアメリカ軍がでしゃばってるらしく、もう一人の主人公はアメリカの軍人ホリー少尉。ホリーは軍人の娘で結構仕事熱心できっちりしてて好きだけど、カテリーナ、なんで不倫に走ったかなぁ。 折角いい上司に巡り合えて待ちに待った殺人事件の捜査を担当したのに。 ただその上司ピオーラ大佐は上司としてはいいけど男としてはダメだなー 妻も子むもいるのにさ、女好きで。あ、そっか、イタリア人か!
警察の捜査も結局は検事次第なんだ。悲しかー
舞台はベネチア、登場人物はイタリア人、アメリカ人。そしてクロアチアとかあの付近。でも作家はイギリス人。面白いねぇ。
「ミレニアム」とか「特捜部Q」とかを思い出しました。あとがきでもちょっと出ていたけどね。
ところでギルロイってどこまで信用できるんだろう?

【「BOOK」データベースの商品解説】には
「ヴェネツィアの教会の石段で、女性の死体が発見された。死体はカトリックの女性には許されない司祭の祭服を着て、腕には奇妙な模様のタトゥーがあった。憲兵隊の大尉カテリーナは捜査を開始する。その頃、米軍基地に赴任した少尉のホリーは、旧ユーゴ内戦時の記録の公開を求める女性と面会した。ホリーは記録を調べるが、やがてその女性の死を知る。カテリーナとホリーは協力し、ソーシャル・ネットワーク「カルニヴィア」の創設者ダニエーレとともに、二人の女性の死に潜む陰謀に迫る。壮大なミステリ三部作、開幕!」となっていました。

続きも借りてきているのでストレス無く読み進めます!

じゃあね

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