1/15 「うずら大名」
『うずら大名』(畠中恵著 集英社)を読みました。
いやー この豪農の吉之助のよく泣くことよ!! 近頃の男子がすぐ泣くので情けないものよ、と思っていたけど、この吉之助に比べたらまだましかね。 うずら大名の有月は見目麗しい上剣の腕も立ってよいのぅ。鶉を巾着に仕込むってこと、本当に出来るのかしら?すごく羨ましいけど糞には困らないのかなぁ? 手乗り文鳥ってかわいかったけど糞が怖くて檻の外に出しておくのが嫌だったのよねー 白い鶉の佐久夜、めっちゃ賢いから糞のしつけもばっちりだったのかな?
しかし江戸も末期になってくると身分制度も揺らぐんだね。百姓とゴマの油は絞れるだけ絞れってのはいつの時代までだったんだろう?まあ江戸に近い農家とか一握りの特別な百姓だけなんだろうけどね。
最初の話からこの結末になるとは思わなかったけど色々と勉強になって面白かったです。でも犯人達、かわいそうねぇ。哀れみを感じちゃうわ。
【「BOOK」データベースの商品解説】では
「金なし、剣の才なし、家にも村にも居場所なし。百姓の三男だった吉之助が持っていたのは見えない明日への不安だけ。「この世を、ひっくり返せますかね」道場の同門、貧乏武家の有月にそう問いかけてから十数年。見えない明日は守るべき今日となり、運命はふたたび二人を結びつける。この出会いは吉と出るか?凶と出るか?正体不明の自称“大名”有月と泣き虫の村名主・吉之助。そして、勇猛果敢な鶉の佐久夜。二人と一羽が幕府を揺るがす陰謀に挑む。太平の世か、戦国か。今、江戸は天下分け目の合戦の時!」となっていました。
家に帰ったら図書館からリクエストした本が届いているとの伝言が入ってました。明日、行って来なくっちゃ。どの本かなぁ? そういえば畠中さんの本もまた違うのが11月に1冊出ていたみたい。 しゃばけの最新刊もまだ読んでないし、カジシンの新刊もまだだし。読みたい本いーーっぱいだなぁ。そうそう、コロボックルも買ったばっかりでまだ読んでいないんだよねー 仏塔氏で読んでも疲れない目と肩と首が欲しいわ!
明日は休み。
じゃあね
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