12/26 「ミレニアム２ 火と戯れる女 下」

『ミレニアム2 火と戯れる女(下)』（スティーグ･ラーソン著　早川書房）

リスベットがフェルマーの定理を解いたぞ！
いやー、面白かった。結局夜中の１時まで罹って一気に読んでしまっちゃった。　リスベットを殺人犯として報じたマスコミ、ひどいねー　ミミまでレズで悪魔崇拝でetc.etc.。全く面白おかしく騒ぎ立てるマスコミとそのネタをちくったリスベットを逆恨みしているニクラス。こいつこそマスコミの餌食になればいいのに！！と思ったよ。　しかしリスベットの過去はすごかった。
まず今回の話で黒幕となっていた「ザラ」がリスベットの父親だったとは。その上金髪で無通称の巨人が異母兄弟だったとは。そうそう、双子の妹もいて、今回は名前だけだったけどもしかして３巻には出てくる？　母親に対してのリスベットってとても優しかったけど、そうか、母親をかばって狂った父親を殺そうとしたのか。　牛乳パックの火炎瓶で焼き殺そうとしたけど相手は死に切れず生きてリスベットを恨みまくってたのかー　しかしそのザラがソ連のスパイというか暗殺者で亡命者だったからそれを隠すために公安がリスベットを表舞台から消すべく精神病院に入院させたり後見人がいる無能者に仕立て上げたりしてたんだ。あのゲス野郎の弁護士もそれに一枚噛んでたんだね。　　その謎が解かれていく様、面白かったー　警察の立場から、ミカエルの立場から、そしてリスベット自信の立場から描かれていく物語が本当に楽しめました。　実在の人物であるボクサーまで出てきて、映画化されたときには本人役で出ていたというパオロ・ロベルト。物語を書くにあたってラーソンはどういう風に炉ベルトに話をつけたんだろうね？　無痛症って設定、今シーズンの「無痛」ってドラマで見てたばっかりだったのですごく判りやすかったよ。　ミミリスベットも死なずに良かったー　見返るがどのシーンでリスベットに追いつき助け出すんだろうとおもってはらはらしながら読んだけど、すげー、リスベットはマジ一人で父親と兄貴をやっつけたじゃん。　生き埋めにされたのに自力で這い上がってくるなんてまー、彼女の人生そのものじゃ！　頭まで打たれて、その後遺症でいろんな彼女の能力が消える、なんてことありませんように。　あとミレニアムの編集長のエリカ、ミレニアム移っちゃうんだー　３巻ではどうなっていくんだろう？　あー、早く読みたい！！　それからリスベットの最初の支持者だったパルムグレン、どんどん回復していくようで嬉しいよー　リスベットはお金の使い方、知ってるよねー　億万長者になっても生活を派手にして無駄がね使いまくる、ってことないのがなんか嬉しいよ。　
とにかく今回、精神科医を始めゲス野郎がごまんと出てきたんだけど、ぜひそいつらを３巻ではぐうの音も出ないほど叩き潰して欲しいなぁ。　まぁそんな簡単にはいかないのかな？　でもすきっとしたいわぁ。　名探偵カッレくんに引き続き、長くつ下のピッピ。うーん、スウェーデンだねぇ。ぴったりだよ。
【「BOOK」データベースの商品解説】には
「リスベットは襲撃者たちを撃退した。だがダグとミアが殺され、現場でリスベットの指紋がついた拳銃が発見された。さらに意外な人物の死体も見つかり、彼女は連続殺人の容疑者として指名手配される。リスベットが犯人と思えないミカエルは彼女と連絡を取り、事件の調査を進める。やがてリスベットは、ある重大な情報をつかんだ。そしてミカエルはザラの正体を知るが…リスベットの衝撃的な過去が明かされる激動の第２部。」となっていました。

今日は実家に行って母と弟の見舞いをし、父と昼ごはん食べてしばらくしゃべった後１６時半過ぎに戻って来ました。　図書館に行ってミレニアムの3を探したら上巻だけありました。　下巻は貸し出し中。でも聞いたら既に期限を２日過ぎているそうなので早く返すよう電話しますって言ってくれたので上巻だけ借りて来ました。
しかし５年位前に流行った本でしょ。なんで同じ時期にこの本を読もうって思った人がいたかねー
昨日借りたジェフリー･ディーヴァーの新作から読もうかなぁと思ったけど我慢できず３に手をつけちゃったよー　せめてゆっくり読まなければ・・・
こりゃー読んでしまったらＤＶＤもレンタル屋さんで探してみなきゃなんないなー

じゃあね