12/21 「火打箱」
今日は『火打箱』(サリー・ガードナー著 東京創元社)を読みました。
読んでいる時はなんだか聞いた事あるような出来事だなぁって思いがたびたびあった。 眠れる森の美女の茨の城とか茨の上着をかけてやることでのろいが解ける白鳥の王子とか・・・
あとがきを読んで納得。アンデルセンの「火打箱」という作品を基に作った話だったみたい。
知らない話だったのでウィキで調べてあらすじ確かめてみました。結構身勝手な話だったなぁ。
でもラストはうわーっと思ってしまった。 ハッピーエンドと思っていたのにそうではなくて結局は何?戦いの中殺される間際に見た幻想だったってこと? ひゃー悲惨だねぇ。残酷だよ。
挿絵がね、不気味。 あまり好きではないな。特に人の顔が。だから第30章の前の挿絵はいいなぁ。ちょっと村上勉さん風。顔が動物だから気味悪くは無いの。内田善美の画集を思いだしちゃったな。 しかし首吊りの刑をみんなお祭りのようにして集まってみて楽しむっていう群集心理はなんなんだろう? 人間って本当に残酷な面を持っているよね。嫌だなぁ。 特別な人たちだけって思いたいけど、違うんだろうなぁ。 群れになるって人間から動物以下に落ちてしまうのかなぁ
【「BOOK」データベースの商品解説】では
「「きさまは恋に落ち、自分の王国を手に入れる」皇帝軍の兵士だったとき、おれは死神を見た。死神の手を逃れたおれは、深い森の中でひとりの少女に出会う。おれたちは恋に落ち、そして…。元兵士の若者が深い森で出会う男装の美少女、狼の怪物、城に住む魔女。文豪アンデルセン最初期の作品に、カーネギー賞受賞作家サリー・ガードナーが新たな息吹をもたらす。不思議と怪奇が詰まった美しくも不気味な物語。」となっていました。
朝から雨。夜はひどかったみたい。ありがたいことに5時25分まで目覚めずに寝ていたので気付かなかったけど。 ただ通勤時は小雨。 帰宅時は晴れ間も見えていました。
明日は天気がいいみたいだけど、朝と昼の気温差が10度以上ありそう。 何を着ていけばいいんだろう?
そうそう、今日は事務室初めて暖房入れました。 外は暖かくなったけど休みだったためか事務室は心まで冷え切っていたのですよ。
手が冷たくてさ、暖房入れちゃったよ。
さ、明日行けば休み。 戸締り部隊なので早くは帰れないけど ま、いいか。
じゃあね
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