12/17 「特捜部Q 吊された少女」
『特捜部Q―吊された少女― (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)』(ユッシ・エーズラ・オールスン著 早川書房)を読み終わりました。
やっと新作がでた!!
今回の事件は今までと比べて悲惨さは少なかったかも。それでもアサドの親指がひどいことになったし、カールもアサドも感電死しかけたんだけどね。
一人のどうしようもなく下にだらしない男のために女達が殺人を繰り返した話、結局そうなんだ。嫉妬に狂った女は怖いなぁ。
ヒーリング療法とか精神世界、宗教なんてちょっとやだなーって世界も出てきたけど、カールやアサドもそんな感じだったからまだよかったよ。 ただローセは大丈夫かなぁ? 今回もなかなかいい働きしたのに最後にはユアサが出てきちゃった。次の巻が出るまでにローセ戻ってくるかなぁ?アサドの指は切り落とさなくても大丈夫だったかなぁ?
でもカールも普通の仕事以外に釘打ち事件のことや従弟の恐喝とか大変だよねー しかし上司はマジやな奴だなぁ。警察にはあんな上司しかおらんのかね。
たくさんの捜査で次第に確信に近づく様子はやっぱり面白かった。その反面、さらにさらに殺人を重ねていく真犯人。最後は悲惨な終わりだったね。やっと夢にまで見た男から求婚され、結婚したのにその日に流産して出血死。それも愛する男をかばうためにやっていたつもりが男は何も事件に関係なく、少女が死んだことすら知らず、なんて悲惨な人生。そして真犯人もまた男が愛する少女を嫉妬で殺し、その後発見者の亭主は警官人生を狂わせ、息子は息子でやっぱり人生がだめになり・・・ 一人も殺さなかったけど、やっぱり悪の根源はあの男なんだなぁ。いやーそんな奴に出会わなくてよかったよ。
あぁ読み終えたばっかだけど、早く次を読みたいよ。
そうそう、1巻が映画化されたって聞いていたけど、DVD出ているみたいね。特捜部Q ~檻の中の女~ [DVD]
うーん・・・アサドはこんな感じかもしれないけど、カールはちょっとち違うかも。まぁ動いた映像見ていないからなんともいえないけどね。ドラゴン・タトゥーの女のスタッフだから期待持てるんだけどなぁ。見るチャンスってあるかなぁ・・・・
【「BOOK」データベースの商品解説】では
「コペンハーゲン警察の特捜部Q。未解決事件を専門に扱う部署である。カール・マーク警部補が率いるQに今回舞いこんだのは、17年前に起こった少女轢き逃げ事件。撥ね飛ばされた少女が、木に逆さ吊りになったまま絶命した悲惨なもので、有力な手がかりもなく放置されていた。この事件に取り憑かれた警官が自分の退官式で自殺するという衝撃の幕開けから捜査は始まる。やがて浮かび上がった容疑者は、新興宗教の影がちらつく男だった!あやしげな世界に戸惑いながらも、Qの面々は男を追うが…。人気シリーズ第六弾!」
となっていました。
じゃあね
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