2/14 「エラスムスの迷宮」
昼休みに『エラスムスの迷宮 (ハヤカワ文庫SF)』(C.L.アンダースン著 早川書房)を読み終わりました。
久しぶりにハヤカワSF文庫。
面白かった~
しかしトリアン、すごかー どんだけ時間掛けて手間掛けてブラッド・ファミリーのための仕掛けを画策したんだよ。
そのためにどんだけの人々の命をもてあそんだんだよ。
主人公テレーズは女性。強いなぁ。でもラスト、デービッドの元に戻ったんだ。嬉しい、すごく。
すごく色々なものが詰まった本だったよ。読む前は戦争、戦場が舞台かと思ったのだけど、そうではなかった。だから余計よかった。
ただエミリアはかわいそうだったな。彼女の人生に楽しい!幸せって思えるときはあったんだろうか?いつも家族のために食べるものも切り詰めて仕事し、自由を求めただけなのに最後は悲惨だったな。聖人に助けを求めることは出来なかったんだろうか? 求めていたらアメランドと幸せに過ごすことが出来たんではないだろうか?
作中に「オブビリオン」という言葉が何度も出てくるのだけどそのつど映画の予告を思い出してしまったよ。 「ビ」にアクセントを置いて発音されるあの口調を。この本の中ではアメランドやエミリアやカパが生まれた星の名前だったんだ。コンパニオンっていうからだの中に埋め込まれるAI、この設定って結構あるよね。将来いつの日か実用化されそうなそんな気がしちゃうね。まふ私はもう生きていないだろうけどさ。
【「BOOK」データベースの商品解説】では
「地球を中心とする人類居住星域パクス・ソラリス。その周縁部に位置し、負債奴隷制を基盤とするエラスムス星系は、地球統一政府軍守護隊によって、戦争勃発の危険がもっとも高いホット・スポットに認定された。そんななか、守護隊のもと野戦指揮官テレーズは、現場復帰を依頼される。戦争の危機を回避し、盟友ビアンカの謎の死の真相を明らかにすべく、テレーズは権謀術数渦巻く迷宮と化したエラスムス星系へと向かうが!??。 」
となっていました。
わーい、仕事が終わって週末だー
オリンピック見るぞー(笑)
あ、ダイオウグソクムシ死んでしまったねぇ、やっぱ飯は食わんと~
じゃあね
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