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2013/02/15

2/15 「マッドアップル」

マッドアップル』 (クリスティーナ・メルドラム著 創元推理文庫)を読みました。
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なかなかわかりにくい内容だった。とは言え読み進めていくと全貌が見えてきて納得感の中で終わった。
主人公のアスラウグ、すごい境遇。小さい頃から父を知らず変わり者、世捨て人の母と二人っきりで暮らしていた。家はカーテンで外から見えないようにし、テレビとか娑婆の情報をシャットアウトして暮らしているの。他の人と交わることも無くアスラウグは母親と自然が全ての世界で成長していくのね。ただこの母マーレンは博識で植物学、言語、科学、哲学などとても詳しいの。だからアスラウグもギリシャ語とかルーン文字とか読めたりするのよね。物語は2003年の母親との死ぬ直前のアスラウグの暮らしと2007年の裁判の様子が交互に語られるのだけど、いったいどんな事件が起こったのか次第にわかってくるのよね。
読んでいてマーレンはきっと父親と近親相姦だったんだ、って思ったのだけどあたりだね。それも15歳で母。その後同じ年にアスラウグもいとこのルーンに薬で朦朧としているところで現実と夢の区別が付かぬまま交わり妊娠。なんていうこっだい! それを認めたくないためにルーンの母、マーレンの姉サラとルーンのアメスザンナはアスラウグが母親と同じ処女懐妊でメシアを生む運命とか何とか。 宗教って私にはわからないんだけどさ、信仰心無いから。でもこの本読んでいるとキリスト教って異教と卑下しているものの中からいろいろなものを寄せ集めて出来ているんだーとわかってちょっと興味引いたね。信仰とかに関しては全く信じてないけどさ。しかし落ち着いて見ればルーンってどうしようもない奴だよ。 やっぱりちゃんと学校に行かせていてなくて常識を知らないから1人どころか2人もほぼ同時に妊娠させたりしちゃうんだよ。嫌だねー
最後、アスラウグの罪が晴れてルーンとレベッカに連れ去られていた娘とともに昔の家で暮らすことが出来るようになってよかったー
以前は単なる嫌な隣人でしかなかったグラムセットさんでさえ本当に子供らしいファリアのおかげでなんかいい人になってるよね。
ちゃんとしたまともな人付き合いのできる生活をしていたら悲劇は基から起こらなかったのかも。 まぁでもそれを言えばマーレンの父親が過ちを起こさなければデンマークからアメリカにわたってくることも無かっただろうし・・・
とにかくこれからアスラウグとファリアには幸せになって欲しいよ。
ものすごく変わったミステリだったね。

【「BOOK」データベースの商品解説】には
アスラウグは母とふたりで暮らしていた。野草を食べ、薬草を煎じる毎日。母が今日欲しがっているのは、毒のあるマッドアップル…。2007年、アスラウグにかけられているのは殺人未遂と第一級謀殺の容疑。ほんとうに彼女は母親とおばといとこを殺したのか?証言のたびに、浮かび上がる万華鏡のような事件の様相。真実は?全米図書館協会ベストブックに選ばれた、気鋭の処女作。 
となっていました。

さー、週末。
明日も明後日も休みだ。
明日はたまった映画(録画)を見るぞー

じゃあね

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