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2011/06/03

6/3「運河の果て」

運河の果て』(平谷美樹著 角川春樹事務所)を読みました。
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久し振りにSFです。SFって図書館になかなか入ってこないイメージがありましてなかなか読めずにいるのです。特に新刊が入る確立がとても少ない気がします。この本も2005年に出た本です。
平谷さんの本は時間物がとってもよくてお気に入りの作家さん。多分2作目の作品だと思うのですが、1作目の「エリ・エリ」を読んでいないためとにかくイメージは時間物。この本は時間物ではなかったですが久し振りにハードSFって感じで嬉しくなっちゃいました。
舞台は寺フォーミング完了後の火星。でもなんでいつも利害関係にもめて地球とそれ以外って対立しちゃうんだろうねぇ。自分らのところにあるだけでいいじゃん。助け合えばいいじゃん! なんで欲かくかねー 優位に立とうとするかねーー まぁでも欲をかくから人間は進歩してきたのかね。仕方の無いことか。
主人公のアニスはモラトリアム。親の希望で生まれたときは男女の性を持たず、20歳までの間で本人の意思で性を決めていいように遺伝子がいじってあるの。どっちの性にするか、どっちも選ばないかを決めるために導師について旅をする(旅でなくてもいいのだけど、親元から一定期間離れるみたいね)のだけど、アニスがまず最初についた導師が考古学者のトシオ。といってもトシオは導師を引き受けるっては言わなくてただ旅の道連れにOKを出しただけ。同時進行でアニスがもう一人の導師にと選んだ政治家のリンという女性の話も書かれていくのね。そのリンの話はアニスと絡むことなくどんどん話が進んでいくので、どうなるんだろう?って思ってしまいましたよ。トシオの後アニスがリンに導師となってもらって話しを書くにはスペース足りんばーいって心配になりました。でもうまいもんです。ちゃんと重大なところで二人は出会い絡んでいるんだもんね。
アニスの運河の旅の様子で火星の状況を知るのに興味深く読めたし、リンの方の政治家のごたごたも事件性があってずんずん読み進めたし、面白かったです。
でもテラフォーミングってその元の星にせいぶっがいたのであればすごい惨劇になるよね。例えばこの地球に住んでいる生物を生物として認識できない生物が自分たちの都合のいい環境に変えようとしたらそれは間違いなく私らの住めなくなっている環境なんだよね。ずっとずっと未来でもし他の星に手を出すような時には人類に過ちを犯してほしくないね。
この本では火星の生き物に対して大虐殺という手段を取らなくて本当によかったよ。
しかし火星人の取った方法って・・・まぁ面白い選択だなぁと思えるのは傍観している私らであって当事者は・・やっぱすごい選択だねぇ。
bk1の内容説明では「29世紀。アニス・ソーヤーは、男女の性の決定を自ら選択するため火星運河へと旅立つが、その途上、原火星文明にかかわる衝撃の事実を知る。広大な宇宙と未来のヴィジョンを通じて生命の無常と文明の儚さを謳い上げる。」となっていました。


今週も終ったーー
明日は人間ドックだよ~

じゃあね


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