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2010/10/22

10/22「夢の破片」

夢の破片(かけら)』(モーラ・ジョス著 早川書店)を読みました。
ハヤカワ・ポケットミステリです。
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うーん・・・すごく変わった物語だったと思う。 ポケットミステリなのでいつ殺人が起きるんだろう?誰が死ぬの?何?どーやって?犯人は?という思いが最初の方では全てから回り。
何の話しをこんばーさん(主人公は留守番係のジーンっていう64歳の女の人。でも最初は男なのか女なのかもわからなかった)はしよったかいって思っていたの。 何がいいのかちっともわからんままP.S.ジェイムズが高く評価しているって書いてあったっていうだけで頑張って読み進めていたのでした。
ジーンの他にマイクルとステフっていう人らも出てくるのだけど、ステフのお腹の子の父親であるジェースっていうのとステフのどっちが男でどっちが女か最初はよくわかんないくらい。ぼーっとしてるねー
3人がいつの間にかウォルデン・マナーに住むようになってからはまだわかりやすくなってきたものの、その時はその時で私の常識が3人のとる行為に対して拒否反応。さわるなって言われてたのに勝手に触って、勝手に使って、勝手に売って、なんと写真まで燃やして!! オーナーはそりゃあ高飛車な指示を出していったかもしんないけど、お金もらって仕事としてやってるのにーー でもこれももしジーンが解雇通知をもらってなければそうはならなかったかも。最初にジーンがオーナー夫妻と面談して言葉を交わしていたらそんなにならなかったかもね。
とにかく渡しの望みどおり(?)殺人は行われたもののそれはこの物語の中ではささいなことなのかも。でもその殺しはちゃんと伏線が張ってあったんだねぇ。結局はオーナー夫妻を殺さず4人(3人+赤ちゃん)が死ぬことで物語りは一番きれいに終わったのかも。
しかしオーナーはたまらんだろうね。イギリスの田舎のマナー・ハウスにやっと子供を失った悲しみを乗り越えて帰ってくるのに、戻った家では6人もの死が(ミランダとブルックス)染み付いて、ましてプールやプールサイドの小屋なんて近寄りたくも無いだろう! 壁には絵が描かれ、食料は食いつくされ、色々な品物は売り飛ばされて・・・家自体を売り払うよね、きっと。
しかしまぁ本当に寂しいつらい過去をもつ不幸な者たちばかり集まったもんだよ。あとがきにもあったけど、ジーンがもっと心優しい母親にもらわれ育てられていたら、せめてあの父親が残した時計の本当の価値に気づいていてだまされていなかったら、こんなことにはならなかったのかなぁ。 でも考え方によってはあの4人は幸せだったのかも。最後にとても充実した時を過ごすことができたんだから。チャーリーはさしあたって自分の意思ではないとしてもそのままサリーに戻してもお荷物になってけっきょくは愛情を受けずに育ちマイクルやステフのように育ってしまい、人性の敗者になってしまう可能性が強いと思うのさ。なら今、みんなと一緒に逝ってしまってもいいのかも。
これってとっても危ない考えではあるよね。怖い、怖い。
とにかく一風変わった話でした。この世の中の現実に生活はしていても生きてはいない人々の話だったなぁ。
bk1の内容説明は「身寄りのない老女、社会に向き合うことができない中年男、恋人に去られた若い妊婦。3人は運命の糸に導かれ共同生活をはじめた。家族という幻想の先に彼らを待つものは? 英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞受賞作品。」となっていました。

明日から休み~ 世界体操にNHK杯、図書館にも行かなきゃならないし うー忙しか~(笑)

じゃあね

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