2/6「インビクタス/負けざる者たち」
友達の誕生祝いとして『インビクタス/負けざる者たち』を見に行ってきました。
クリント・イーストウッド監督で、モーガン・フリーマンが主演している作品です。
南アフリカ共和国のネルソン・マンデラ大統領が大統領に就任し、南アで初めて開催されたラグビーのワールドカップで国の恥とまで言われたスプリングボックス(南アの代表チーム)が初出場初優勝するまでの話でした。
無知な私はネルソン・マンデラの名前、初の黒人大統領というのは知っていても、彼が27年も監獄に囚われていたとか全く知らなかったし、アパルトヘイトが無くなったってこともなんとなーーくしか知らず、未だになんとなく差別とかが酷いんじゃないかなぁ・・・なんて思っていたの。 実際はどうなんだろう? 今年はサッカーのワールドカップが行われるよね? その時にもっと南アの事がわかるかな?
映画はね、やっぱりよかったよー
イーストウッド監督のさくひーーん!って感じがとってもしました。
最後、ニュージーランド代表のオールブラックスとの試合ではスローモーションが多用されていたけど、何故かジョン・ウー作品と違ってすごーーくいい効果を出していたと思いました。
延長の末ドロップキックで勝ち越して優勝を決めたシーンでは本当に感動! また、試合そのものだけでなく、それを応援している人々の様子も映してあって、その中でも最初スタジアムに入る人々の列の中に黒人の男の子が混じっていて、「えー、この子チケット持ってるとー?」と疑問に思っていたけどやっぱりチケットなんてなくて、試合が始まったら外で警備のために車を停めてラジオ観戦しているパトカー(だと私は思ったのだけど)のそばで缶とかを拾うふりをしながらラジオを聴いているわけ。 最初はあっち行けーって言ってた白人の警官たちが試合が白熱してくると次第にその子が一緒にラジオを聴くことが気にならなくなり、最後はボンネットの上に腰かけさせて飲み物まで与えて一緒に応援し、勝った後は男の子を抱えあげて大喜びをするシーンに心打たれました。
また、スプリングボックスのキャプテン、フランソワ役はマット・デイモンだったのですが、彼がチームメイトやその彼女、奥さんらを連れて気分転換と称しマンデラが27年間囚われていたロベン島の監獄後を訪れるんだよね。そしてマンデラが入っていた独房、46664の中に入り、マンデラがどんな思いでそのつらい時を自分を失わず生きて行ったかを想像するシーンでもうるうるきてしまいました。
監獄にいる間中心の支えになったのが「インビクタス」という詩。「不屈」とかいう意味らしい。
でも本当にすごいよね、人生の素晴らしい時期を監獄で暮らしたのに人を赦すことができる心を持っていたから南アをまとめることができたんだろうなぁ・・・・
あと、その当時は国歌も国旗もアパルトヘイト時代のと、その後のと2つあったらしいけど、決勝戦で国歌斉唱する時に新しい方の国歌、「神よ、アフリカに祝福を」をチームのみんながしっかりと歌っているシーンを見てまたうるうる。
とにかく実話ってのがすごいよね。
モーガン・フリーマンが話していた英語がとっても聴きとりやすく思えたのだけど(だけどもちろん聴きとれるわけはない(^^ゞ)彼っていつもあんな風に話してたっけ?と思ってみていたのですが、後でネットとかで見たらものすごーーーく本物のマンデラさんの話し方やなんかを研究しんたんだって。そうだったんだー
オールブラックスが試合の前に行う「ハカ」も見れてよかったー あと、ストーリーには関係ないけどオールブラックスの強さを説明するシーンでVS日本で145点取って勝ったとかいう部分、見に来ていた人ほぼ全員が失笑していました。 そーそー、そのニュースは確か私も知ってたよ。 ラグビーは高校の時から社会人になってしばらくはすごく好きで見ていたので日本の弱さとかはしっていたけど、久しぶりにそれを思い出しました。ただ今は確かもーちょっと日本も強くなってたよね? 1年でスプリングボックスは優勝できるまで強くなれたのに日本のサッカーとかラグビーチームは無理なのかなぁ? やっぱり全国民の後押しや、愛国心がなきゃだめなのか?なんてことも考えちゃいました。
そーそー、フランソワが決勝戦のチケットを家族に持ってきたときに父親が1枚多いって言って、そのチケットがお手伝いの黒人女性のものだったってのもとってもよかったなぁ。
そういえばさ、映画が始まる前にびっくりする光景を見たの。 あいつもの「NOOOO」ってシーン、携帯、おしゃべり、前の席を蹴る・・ってところでさ、2列くらい後ろに座ってたおっちゃんが携帯電話に出てしゃべりだしたと!!
あっきれたーーーー 思わず振り向いて凝視しちゃったよ。 その後もポップコーンではない何かうるさい食べ物を食べてみたり、映画の後半では咳ばっかリしたり・・・ 食べるのと咳は禁じられているわけではないので振り返ったりはしなかったけど、最初がさいしょだったからめっちゃ邪魔だったよ。全く、いいとしこいた大人がさー せめて話すなら外に出ていけって思ったたい。 っていうかー携帯、切っとけよな。
映画の後はお決まりのカプリチョ―ザへ。
彩り野菜のガーデンサラダ、きのこのトマトクリームパスタ、鶏肉とペンネのグラタン、チーズムース、そして映画の半券のおまけのドルチェを食べました。 おいしかったよーー 特にチーズムース、うまかったっす!
お会計の時、二千いくらって言うんで「え?」 これが誕生祝いの席でなかったらそのままごまかしちゃったかもしんないけど(^^ゞ「違うのじゃ?」と言ったらグラタンを計算してなかったようです。
次回は10月? うーん・・・できればその前に何度か行きたいけどなぁ・・・・
じゃあね
« 2/5「つづきの図書館」 | トップページ | 2/7「サロゲート」 »
「映画」カテゴリの記事
- 12/20 「新解釈・三国志」(2020.12.20)
- 12/5 「魔女がいっぱい」(2020.12.05)
- 10/26「鬼滅の刃 無限列車編」(2020.10.26)
- 9/25 「テネット」(2020.09.26)
- 2/23 「チャーリーズ・エンジェル」(2020.02.23)
コメント
トラックバック
この記事へのトラックバック一覧です: 2/6「インビクタス/負けざる者たち」:
» インビクタス/負けざる者たち INVICTUS [JUNeK-CINEMA in the JUNeK-YARD]
I am the master of my fate. I am the captain of my soul. ネルソン・マンデラさんをモーガン・フリーマンがやって、監督がクリント・イーストウッドで、助演にラグビーのキャプテン役でマット・デイモン・・・・・ と、こう聞いただけで、大体どんな映画かわかりま..... [続きを読む]
こんにちわ~~
>その中でも最初スタジアムに入る人々の列の中に黒人の男の子が混じっていて
うんうん、あのこって、最初のほうで、教会でユニフォームを薦められて断った子だよね?
そんで、チームの人たちが教えに行った時も、子どもたちの中にいたよね。
ファンになったってことなのよね。
最初、あっち行け!っていわれてたのが、だんだんそばによっていくところ、良かったですね♪
投稿: jester | 2010/02/24 22:52
あ、そうかー あの子だったんだー
映画見ていた時は気がつかなかったです。
でもそうそう、そうでしたねー
さすが、よく見てらっしゃいますね!
じゃあね
投稿: こり | 2010/02/25 00:24