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2009/12/17

12/17「煙突の上にハイヒール」

煙突の上にハイヒール』(小川一水著 光文社)を読みました。
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図書館で見つけて「おっ!」と思って借りてきたのがこの本です。短編集だったので読みやすかったよ。そいでほとんど近未来というかほぼ現代の話。そしてひとつ前に読んだ「ハーモニー」と違い、明るい結末の話。やっぱり読後がホッとでき、にやってなれるのはいいな。
5つの話が載っててました。そーねー、一番うらやましいのは1つめの話かな? 
「煙突の上にハイヒール」結婚詐欺にだまされるところだった宿原織香がその騙されて巻き上げられるはずだったお金と同じ金額の品物を雑誌で偶然見かけたのが始まり。Wewという一人用の空飛ぶ機械がそれ。ついつい購入し、みんなに内緒でひそかに乗り続け、途中会社の同僚にばれたけどその後はその同僚の女二人でやっぱり続けて・・・それが縁でいい男性と巡り会い結婚。タイトルは結婚式の朝に寝坊してあわててMewで駆け付ける途中の織香のワンシーンなんだな。たださ、そこまで隠すこと?Mewに乗ってること。結婚を機に打ち明けるべきでは?結婚した後も隠れて乗ってて、偶然夫が話を出すまで隠していたっていうからちょっと嫌だったなぁ。夫婦の間の秘密って好きじゃないから。2人で楽しんだほうが何倍も楽しいだろうに。まぁお金はかかるだろうけどさ。しか憧れるな、空を気軽に自由に飛べるなんて。まぁ今の季節はNo thank youだけどね。 魔女の箒より安全面では優れていそう。まぁ時間的なものや便利さでは箒が勝つみたいだけど。 そーねー5~6万円なら考えちゃうな、私。
「カムキャット アドベンチャー」 ゴローさんていう猫の太ってきた原因を突き止めようと車載カメラを首環につけて放したら・・・って話。主人公の御厨んちは社会人になっても大学生時代の溜まり場が続いている感じでみんなが集まるの。そこでその実験を行ったのだけど、最初の冒険のときにふろ上がりの若い女の子の姿を映してきたのでみんな夢中になっちゃうのよねー その女の子は近くのコンビニでバイトしている化粧の派手な言葉がギャルってる女の子だったの。まぁその子を最後にはストーカーから助けたのはゴローさんとそのカメラ。実は女の子も2回目には気づいていただからふろ上がりになることはなかったんだけどね。逆に御厨たちのことも眺めて楽しんでいたみたい。その女の子魚沼とすぐカップルになるのではなく、みんなの溜まり場に遊びにおいで、って感じで終わったのがよかったなぁ。
「イブのオープンカフェ」 タスクという高性能ロボットとイブの日に振られた未知という女性との短いけどとても心温まる出会いの話。というもののもう少しで物騒な話になるのかと思っちゃった。違っててよかった。タスクは今までお仕えしていたアルツハイマーを患った老女が死んで、そのお葬式の帰りだったの。帰ったら初期化されてしまいその女性とのきおくがなくなってしまうため少しでも長く記憶を持っていたいと歩いて帰っていたところなの。その老女は食塩の蓋を喉に詰まらせて窒息死してしまったの。タスクは助けたかったけどとがったものを人間の顔に近づけることが出来ないという安全基準のために逆に助けることが出来なかったので良心の呵責のようなものを抱えていたの。感情があるみたいね。でもタスクにとっても未知と出会えてよかったよ。
「おれたとのピュグマリオン」いやー、まさか稔がミナというロボットを作ったのはあんな理由だったとは! 恐れ入りました。遠隔操作にこだわったのは体に病気をかかえて先が短いのかと思っていたよ。
でもなんだかなー、ロボットと人間の結婚ってのはどうだろ?せめて自立したロボットならまだわかるけど、人が操作しているロボットとの結婚ってのはおかしいよね? 人同士が結婚すればいいじゃん。同性同士の結婚を認めちゃえばいい話でしょ?違う?
「白鳥熱の朝に」朝と書いて「あした」と読みます。パンデミックで800万人以上の人が死んでしまった後の日本での話。新しくできた臨時扶養特別法ってので政令都市とか人口密集地に住む子供のいない有職者は1人以上の孤児を引き取って育てなきゃなんないの。妻と子を白鳥熱で亡くしてしまった狩野の所に来たのは山口芳緒っていう女子高生だったの。でも実はこの子が日本人の白鳥熱第1号の子でね。パリから日本に持ち込んでしまったのよ。たださー、この子を責めてもどうしようもないでしょ。彼女だって家族を亡くしているのだし。でもやっぱ家族を亡くした人々の対応は冷たくきつく残酷でね。名前を変えていたのだけどやっぱりばれて文化祭のとき糾弾されちゃったの、友達から。実は狩野ももとは医者だったけどみんなを救えないつらさから医者の仕事を放棄して山へ引っ込んじゃったって過去を持つの。でもこの二人がきっとこれからこの試練を乗り越えてたくましく生きていけそうなそんな終わりでした。
思い出すね、豚インフルエンザの流行りだしのころ。第1号患者は女性だったよね?飛行機からまるで犯罪者のように隠されながら降りてきた映像の記憶は間違いない? でもさ、このホーンでいえばとりインフルが発端でしょ。鳥に国境はないよ。 特に今の世界は狭いんだから絶対無理だって。なのに最初にかかったからって言って糾弾するのって、ねぇ。でもマスコミならやりそー
このインフルエンザ白鳥熱は強毒性て設定だけど、昔以上にSF性は薄れてきたよね。現実味がありすぎ。怖いなぁ。 新型インフルもいつ強毒性に変わるか。 変わった後ちゃんと対応できるのかなぁ?うーん・・・
bk1の内容説明では「背負って使う個人用ヘリコプター。超軽量の車載カメラ…。技術は進歩しても、私たちの「幸せ」はそんなには変わらない?。テクノロジーと人間の調和を優しくも理知的に紡ぎ上げた傑作集。『小説宝石』掲載をまとめて単行本化。」となっていました。

今日も寒かった。 明日も寒いはず。でも明日行けばまた休みだ!

じゃあね

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