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2009/12/16

12/16「ハーモニー」

ハーモニー (ハヤカワSFシリーズ Jコレクション)』(伊藤計劃著 早川書房)を読みました。
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今年のSF大賞作品です。すぐ図書館にリクエストして借りました。
伊藤さんは今年亡くなってしまったのよね。まだ36歳?
ずっと闘病中だったのは知っていたけど、この作品はそんな伊藤さんだからこそ書けた作品だなぁと強く思いました。
今の世の中は個人情報やプライバシーにめちゃくちゃうるさくて、電話帳も個人用のやつは配らなくなるくらい中にこもっちゃう世の中へ進んでいるのに、この本に出てくる未来世界はその時代を超え、世界的な混乱があったのち医療経済を核にした福祉厚生社会を実現しているの。政府ではなく生府があり、人々は体の中に「WatchMe」と呼ばれる体内の異常を常時監視する医療分子をインストールしていて、すべての情報がみんなに公開されているとともに、病気どころか痛みや不快な気分すら消えた世界を生きているのよ。
病気がこの世からなくなればいい、というすざましい思いと、でもそれは違うだろ?それじゃ人間じゃないだろってそんな気持ちをなんかすごーく感じてしまったです。 意識のない人間社会って、個が消滅し、社会全体がひとつになって共同生命体みたいになってしまうのって進化? まぁQとか、オドーの種族とかはそうだろうけど、でもそこを目指すのって人間としては違う気がするなぁ・・・・
すごい世界が描かれたすごい本でした。
ただねーーー
英語が苦手な私には文のところどころに出てくるフォントも気になる英単語がとても読みずらかったです。 まぁ演出なんでしょうが。
Contentsすら くらくらきちゃって(笑)
それがなければもっとよかったなぁ。 でもこのスタイルがやっぱこの話にはいいとよね。
あと名前も発音しにくくて・・・ 主人公はトァン。そしてミァハ。もう一人の友達キアン。うーむずい。
あねでもさ、ひとつのシステムになって自己と社会が完全に一致した世界になったというけれど、WatchMeを入れてない人もたくさんいたのでしょ?後進国には。その人たちはどうなったのだろう?うーん・・・ ハーモニー・プログラムにはWatchMeがなくても「自己」という意識を放棄するようなにか仕掛けがあったのかいな?
はぁーばってんか早く逝きすぎ。もっともっとこの人の本を読んでみたかったね。


今日は寒かった。 明日はもっと寒い。 WatchMeをインストールすれば寒さも感じなくなる?ってことはないかー

じゃあね

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コメント

そろそろスーツを冬物にしないと、さぶいです(^^;

い、今からですか。
私は昨日からダウンのコートに変えました。
自動車通勤なのに(笑)

じゃあね

伊藤ってなに?

仕事で(神戸に)長期出張しているので、服の替えがありません。
衣替えも、タイミングを逃すと大変です。

あ、年賀状どうしよう。元旦は実家に帰られる?

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